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三星電子 70万ウォン台 崩壊など 国内証券市場 看板株‘グラグラ’

登録:2011-08-21 08:00

原文入力:2011/08/20 00:38(1218字)


韓国の看板企業 三星電子の株価が2年ぶりに70万ウォン台を割り込む屈辱にあった。

19日、三星電子は68万ウォンで締め切られ2日間で9.8%墜落し52週ぶりの最低価を記録した。これに伴い、韓国産業の中心軸が大きく揺れているという憂慮が出ている。今年1月28日に100万ウォンを突破しグローバル企業にそびえ立った三星電子が世界景気鈍化と情報技術生態系の変化で重要な分かれ目に立ったのだ。

専門家たちはグローバル情報技術(IT)業界を揺るがしている‘モバイル ビッグバン’に三星電子がまともに応戦できない場合、競争力を失うこともありうるという憂慮を示した。アップルとグーグルがスマートフォンとモバイルOSで成功的な変身をした状況で、うわべのハードウェアだけに安住するならば、天下の三星でも押し出されざるをえないということだ。特にグーグルのモトローラ引き受けにより、ハードウェア部門の依存度を低めなければならない課題が急迫している。

この日、国内時価総額上位5種目で失われた金額は16兆ウォンを越えた。去る1日基準で総上位10銘柄のこの日までの変化を調べれば、三星電子は128兆1504億ウォンから100兆1635億ウォンに縮んだ。2等株の現代自動車は1兆4318億ウォンが失われた。現代モービスは1兆117億ウォン、LG化学は1兆1398億ウォンが蒸発した。

同じ期間に情報技術業種の墜落はさらに衝撃的だ。ハイニクスは市価総額14位から21位に7階段も下がった。LG(16位→25位),LG電子(21位→29位),LGディスプレイ(30位→39位)も大きく押し出された。 韓国証券市場の下落幅が世界的にとりわけ高い理由は、これら情報技術産業の比重が高いためだ。

韓国の代表企業らの下半期実績展望はさらに暗い。米国とヨーロッパの景気鈍化により輸出依存度が高い企業と景気に敏感な情報技術業種が打撃を受けると見られる。証券会社は三星電子の第3四半期営業利益展望値を最近 4兆1674億ウォンから3兆8400億ウォンに7.86%低く捉えた。半導体価格急落などの余波で三星電子は第3四半期より4分期実績がさらに悪くなると予想される。大宇証券 ソン・ジョンホ研究員は「三星電子の場合、アップルとの競争深化で善戦しているスマートフォンの収益性まで下がる可能性がある」と展望した。

LGイノテックの第3四半期実績展望値も13.20%下方修正され、ハイニクスは第3四半期はもちろん今年全体でも赤字転換されかねないという憂慮まで出てきている。

ハン・クァンドク先任記者 kdhan@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/stock/492619.html 訳J.S