原文入力:2008-12-11午後07:24:08
チュ・ギョンボク ソウル市教育長候補選挙費支援疑惑
全教組 “コン教育長不正は差し置いて標的捜査”
コ・チェギュ記者
ソウル中央地検公安1部(部長コン・サンフン)は11日、チュ・ギョンボク(58)前ソウル市教育長候補の選挙費支援疑惑と関連して全国教職員労働組合ソウル支部と傘下支部5ヶ所を押収捜索した。
検察はこの日午前、検事2人と捜査官など10人余りを動員してソウル,銅雀区,舎堂洞（サダンドン）の全教組ソウル支部事務室と同じ建物にある傘下5ヶ支部のコンピュータ ハードディスクをコピーし各種会議録と通帳などを確保した。検察は会議録分析と口座追跡等を通じて全教組幹部らがチュ候補に貸した金が個人間の債務関係なのか、組織的な募金を通じて集めた金なのかを把握する方針だ。
検察は全教組が組織的に募金をしたとすれば団体の政治資金寄付を禁止した政治資金法や教員団体の選挙介入を禁止した公職選挙法に違反した素地があると見ている。検察はまた、全教組が公務員の所属教師たちにチュ候補支援を指示した場合、公務員の政治活動禁止を規定した国家公務員法適用も検討している。
これに対して全教組は「幹部など20人余りが近くの検察に出頭するなど忠実に調査に応じたが、コン・ジョンテク教育長の不正は差し置いてチュ候補の選挙運動員と全教組を標的捜査している”として反発した。
一方検察はコン・ジョンテク(75)ソウル市教育長の選挙費疑惑と関連しても、まもなくコン教育長を呼んで調査すると明らかにした。コン教育長は選挙当時学院（塾）総連合会副会長だったチェ・某氏など学院関係者たちから10億ウォンほどを借用し現職教頭・校長,給食業者代表などからも300万～400万ウォンずつ選挙費を支援されたことが明らかになり代価性論議を産んだ。
コ・チェギュ記者unju＠hani.co.kr