原文入力:2011/08/17 20:28(1053字)
ソク・ジンファン記者
‘餅代検事 実名挙論’出馬権 剥奪の危機
9月 破棄控訴審を控え、最高裁 有罪判決 不当性を指摘
"50年使った焼き網で三枚肉を焼けば真っ黒になります。50年滞った政治ももう取り替えてひっくり返さなければなりません。」2004年の総選挙の際にノ・フェチャン民主労働党事務総長(現 進歩新党常任顧問)はある放送会社の討論会に出演しこのように一喝した。その討論会を契機に彼は一躍注目される政治家に浮上し、その後も彼は‘鋭い警句の達人’として多くの人から愛された。だが、彼はある日突然に抜擢された政治家ではなかった。高麗大在学時の1974年、緊急措置9号違反で手配されて以来、1987年代には仁川地域民主労働者連盟(仁民労連)設立と1995年進歩政治連合代表を務めるなど初期から進歩陣営の政治勢力化に努力した。そして2000年にはついに民主労働党創党という結実を結ぶことになり、創党の主役として副代表を務めもした。
進歩陣営の代表的政治家として地位を固めた彼だが、当面、来年の総選挙に出馬できるかすら不透明な状態だ。2005年 安全企画部盗聴録音収録‘Xファイル’に登場する‘三星餅代検事’ 7人の実名をインターネット ホームページなどに公開した容疑で起訴され2審では無罪を宣告されたが、去る5月 最高裁2部(主審 ヤン・チャンス最高裁判事)が原審を覆し一部有罪趣旨で破棄差し戻しをしたためだ。来月に予定された破棄控訴審は最高裁の趣旨どおり宣告される可能性が高く、有罪が確定すればノ顧問の被選挙権は剥奪される。
だが、法曹界や学界では今も去る5月の最高裁の判断には問題があるという指摘が絶え間無く続いている。民主社会のための弁護士会と民主主義法学研究会は17日、国会で‘ノ・フェチャンは無罪だ’という主題で討論会を開き、今回の判決の不当性を指摘した。この日、発表者として立ったキム・ヨンウォン法務法人ハンビョル代表弁護士は「最高裁の論理は今後、わが国司法史で極めて恥ずかしい判決として記録されるだろう」とし「ノ顧問の行為は法廷で正しい法解釈がなされるならば当然に無罪」と強調した。 ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S