原文入力:2011/08/12 21:18(809字)
イ・ジョンエ 記者
暴力美化論議でイギリス放映中断
←ファッションジーンズブランドのリーバイスが9日公開したCM中で、機動隊と対立している青年の後ろ姿が映っている。 ユーチューブ動画のキャプチャー画像より
カメラは機動隊に駆け寄る若者の後ろ姿をついて行く。青年の姿の後に「あなたは素敵な人です」(You're Marvelous)という言葉が流れ出る。続いて、「出て行こう」(Go forth)との文句が画面に浮び上がり、動画は終わる。
ファッションジーンズブランドのリーバイスが9日、フェイスブックに公開した60秒CM「リーバイスの遺産」の一場面だ。動画の暴動シーンは、2003年、ドイツ・ベルリンでのメーデー当時の様子だった。リーバイスは「より良い世界を作るために、自身の夢と希望を追う若者たちの人生」を通じて、肯定的行動と開拓精神を見せるという趣旨のこのCMを、12日から24ヶ国、19言語で放映する計画だった。しかし、このCMが最近、イギリスで起きた暴動を美化しているという批判が生じたため、リーバイスがイギリスでのCMを一時中断することにしたと、『ガーディアン』が11日、報道した。
リーバイスのスポークスマンは、「このCMは、特定状況や政治的問題とは関係なく、肯定的な行動と開拓者精神を扱っている」としながらも「イギリスで現在広がっている事態の深刻性を考慮して、CMのイギリス内の劇場およびフェイスブック放映を中断する」と明らかにした。しかし、CMは他国では予定通りに放映され、ユーチューブなどを通して、現在でも視聴可能だ(訳注:CMの日本語字幕版)。
イ・ジョンエ記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/491602.html 訳M.S