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大統領府、クォン・ジェジン法務長官 内定…与・野 共に反発

登録:2011-07-13 06:48
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/487039.html

原文入力:2011/07/12 22:24(1335字)
シン・スングン記者、ソク・ジンファン記者

民政首席出身を任命 前例なし…公正性 論難
大統領府、14日頃 発表…ホン・ジュンピョ代表 "反対せず"

李明博大統領がクォン・ジェジン大統領府民政首席を法務部長官に事実上内定したことが明らかになり、野党はもちろん与党内部でも反発の動きが表面化している。 政治的に公正でなければならない法務部長官の席に大統領側近である民政首席を任命した前例がないばかりか、来年に総選挙を控え選挙管理の公正性論争が起きかねないという批判が与党内から提起された。

イ大統領は早ければ14日頃、新しい法務長官と検察総長候補者を発表する方針だ。 大統領府関係者は12日「イ大統領が13日、ホン・ジュンピョ代表などハンナラ党新指導部と昼食をした後、特別な変数がなければ14日頃に発表できる」と話した。

ホン・ジュンピョ ハンナラ党代表はこの日 記者たちと会い「独立的な捜査権と監査権を握っている検察総長、監査院長とは異なり法務部長官は行政を行う席」として「個人的問題がないならば大統領府首席が法務部長官になることに反対しない」と話した。

しかしハンナラ党少壮派は反発して出た。ナム・ギョンピル最高委員は<ハンギョレ>と行った通話で「民政首席出身を法務部長官に起用する場合、総選挙管理に対する公正性論争にまきこまれる。絶対に受け入れられない」として「13日 イ大統領と党指導部との昼食で反対意見を出す」と話した。チョン・ドゥオン前最高委員も「ハンナラ党が野党時期に民政首席を法務部長官に起用することに反対した」とし「クォン主席を任命する場合、党と大統領府が混沌に陥るだろう」と話した。少壮派の集いである‘新しいハンナラ’所属議員らもこの日の集いで「不適切だ」ということで一致し、大統領府が任命をゴリ押しする場合、集団的な意志表示で立ち向かう方案を検討している。

民主党は強い拒否感を示した。ソン・ハクキュ民主党代表は院内対策会議で「李明博政府で公安権力と司法権力の専横が深刻だったが、再び大統領の最側近を法務部長官に座らせようとすることは容認しがたい」として「大統領は任期末国政運営と選挙管理の公正性に疑いをかけられるような無理な人事をしてはならない」と明らかにした。ウ・ユングン法制司法委員長など民主党所属法司委員5人も声明を出し「総選挙と大統領選挙を大統領が掌握するという意図であり、それはまさしく法治国家の基本枠組みを揺さぶることになるだろう」と批判した。

ハンナラ党は去る2006年、ムン・ジェイン当時民政首席の法務部長官起用の動きに強く反対し挫折させた経緯がある。イ大統領は昨年末、チョン・ドンギ当時民政首席を監査院長候補に指名したが、1月アン・サンス代表などハンナラ党指導部が正面から拒否しチョン候補者が辞退した。シン・スングン、ソク・ジンファン記者 skshin@hani.co.kr

原文: 訳J.S