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亡くなった人が無償給食反対署名? 同じ筆跡で200人署名も

登録:2011-07-12 12:05

原文入力:2011/07/11 21:55(1296字)

←野5党のソウル市議員らと‘オ・セフン審判-ムソウン(*)行動’参加団体代表が11日午前、ソウル西小門のソウル市議会議員会館で‘無償給食反対住民投票請求署名簿 閲覧結果説明記者会見’を開き、名義盗用事例現況を公開し住民投票の中断を要求している。 キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr
(*)ムソウンは韓国語で'恐ろしい'の意味だが、ここでは無(償給食実現)ソ(ウル・漢江)運(河反対)の略語の意味をかけている(訳注)

ソウル地域の小・中学生に対する全面無償給食に反対し住民投票を請求した署名の相当数が捏造され、甚だしきは亡くなった人まで含まれている事実が署名簿閲覧過程で確認された。野党と市民団体は署名簿13万件以上に署名捏造、代筆の痕跡があるとし、ソウル市に異議申請をする一方、関連者らを検察に告発するなど法的対応を行うと明らかにした。

民主党など野5党と市民団体が集まった‘オ・セフン審判! 無償給食実現およびソウル、漢江運河反対市民行動(ムソウン市民行動)準備委員会’は11日、ソウル、中区、ソウル市議会議員会館で記者会見を行い‘無償給食反対住民投票請求署名簿’を閲覧した結果を発表した。この団体は去る4~10日、ソウル25ヶ自治区で確認した住民投票請求人署名80万1263件の内、13万件以上に‘名義盗用、代理署名’等の疑いがあると明らかにした。

署名の中には2年前に亡くなった人の個人情報が記されていたり、長期間無償給食運動をしてきた活動家の名前が盗用された例も発見された。恩平・九老・永登浦・蘆原・中区では親環境無償給食に賛成する民主党区議員と党役員の名義の署名簿も摘発された。同一人の筆跡で多い場合は200人もの署名がなされていたりもしたと同団体は明らかにした。銅雀区ではハンナラ党区議員4人の署名が同じ書き方で並べて書かれていた。

同団体はこういう名義盗用および代理署名を‘住民登録番号盗用行為’と見なし請求代表人(福祉ポピュリズム追放国民運動本部 代表)と受任者を検察に告発する計画だ。また、住民投票の法的問題点を根拠に行政訴訟を提起し訴訟期間中の住民投票手続き進行の停止を請求する仮処分申請を出す方案も検討中だ。パク・ウォンソク参与連帯協同事務局長は「今回明らかになった結果は署名運動の正当性を疑わせるだけに、署名簿が正しく作成されたか全数調査しなければならない」と指摘した。

イ・ジョンヒョン ソウル市スポークスマンは「提起された異議申請に対し有・無効を誠実に切り分けていく」と話した。ソウル市は行政1副市長と弁護士、法学教授、ソウル市議員など11人で構成された‘住民投票請求審議会’が今週中に審査方法を決めると明らかにした。

オム・ジウォン記者 umkija@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/486914.html 訳J.S