原文入力:2011/07/11 19:55(1215字)
浦項(ポハン)で一等兵 遺体で発見…‘両親に申し訳ない’遺書
遺族 "胸にあざ 集団除け者" 疑惑提起
慶北、浦項海兵隊1師団部隊内で入隊7ヶ月余りのチョン・某(19)一等兵が首を括り死んでいるのを発見された。遺族たちはチョン一等兵が‘作業列外’という除け者に苦しめられ殴打されていたとし、死亡経緯に疑惑を提起し、軍が真相調査を始めた。作業列外は海兵隊の悪習である‘期数列外’とは別の形態の集団除け者であり、新兵を作業から抜き心理的圧迫感を与えた後、それを口実に代わりに作業した先任兵と古参先任兵が戻ってきて虐めることと知らされた。
チョン一等兵は去る10日夕7時頃‘家に電話をかけてくる’と言い内務班を出て行った後、夜10時22分頃 部隊内の浴場で軍靴のひもで首を括り遺体で発見された。彼は10日夕7時30分頃、母親にかけた最後の電話で父親と弟(妹)の安否を順に尋ねたと伝えられた。夜9時の点呼時間までチョン一等兵が内務班に戻ってこないため同僚兵士たちが部隊内を探しまわり施設が古くて普段は使っていない浴場でチョン一等兵を発見したと軍当局は説明した。
チョン一等兵の父親は11日午後<ハンギョレ>との通話で「息子が亡くなる前、2週間にわたり部隊で作業列外にあって苦しんでいたという話を息子の友人から聞いた」とし「作業列外のような集団除け者や殴打などの苛酷行為の有無を明らかにしなければならない」と話した。父親は11日、解剖検査台上に横たわった息子の胸に痣があったとし、死亡前の殴打疑惑を提起した。
チョン一等兵は去る5月4日、休暇で部隊を出、弟(妹)に「部隊で‘いびきがうるさい’として寝ているところを屋上へ呼ばれて行き、向こう脛を蹴られ殴られた」と打ち明けた経緯があると父親は話した。その後、部隊に戻り半月ぐらい後には母親に電話をかけ「脱営したい」と言うなど部隊生活の困難を訴えたりもしたということだ。
亡くなったチョン一等兵の内務班官物台から発見されたノートには‘両親に申し訳ない’という内容と将来に対する悩みを書いた遺書が発見された。チョン一等兵の父親は息子が亡くなる前日‘大変だろうが我慢しなさい’と頼む手紙を書き送ったが、息子には配達され得なかった。
海兵隊1師団関係者は「遺書に殴打や苛酷行為などいじめにあったという直接的な内容はないが、ひょっとしてそのようなことがあったのか周辺兵士を相手に調査を行っている」とし「調査結果が出れば公開する」と明らかにした。軍はこの日午後、チョン一等兵の遺体を解剖検査した。
大邱/パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr
原文: 訳J.S