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日本‘放射能茶’不安感 拡散

登録:2011-07-03 07:57
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/485486.html

原文入力:2011/07/01 20:18(882字)
チョン・ナムグ記者

静岡茶葉から基準値越えるセシウム…売上 例年の20%へ

国民一人当たり年間平均1kg以上の茶を消費する日本で‘放射能茶’に対する不安感が広がっている。日本茶生産額の半分を占める静岡県の茶葉からも基準値を越える放射性セシウムが検出され、茶葉汚染が広がっているためだ。
<東京新聞>は1日 「東京 墨田区の静岡茶専門店 丸尾製茶の最近の売上額が例年の5分の1に落ちた」と報道した。

日本産茶葉から基準値(1㎏当たり500ベクレル)を越える放射性セシウムが初めて検出されたのは去る5月11日、福島原子力発電所から300km離れた神奈川県の生茶葉からだった。そのとなりの静岡県で生産した茶葉からは県の自主調査の結果、セシウムが基準値を越えていなかった。

しかし東京の流通業者が独自に行った検査で基準値を超すセシウムが検出され、フランス税関の検査でも基準値の倍に近いセシウムが出て来るや市場の反応が冷たくなった。静岡県の茶葉栽培農家は「1㎏当たり679ベクレルのセシウムが検出された茶を一日に10gずつ1年間摂取してもエックス線撮影一回分より被爆量が少ない」として政府の基準値設定に不満を示しているが、茶が売れないことには有効な方策はない。

茶葉の放射能汚染はその後も広がっている。日本政府は群馬県、渋川市で生産した茶葉から基準値を越える放射性セシウムが検出されるや、この地域で生産した緑茶の出荷を停止するよう30日に指示した。一方、東京板橋区は「区内の小学生の体験学習場で去る5月9日に刈り取った茶葉から基準値の5倍を越える1㎏当たり2700ベクレルの放射性セシウムが検出された」と明らかにした。東京都の茶葉から基準値以上の放射能物質が検出されたのは初めてだ。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: 訳J.S