原文入力:2011/06/21 21:06(976字)
パク・テウ記者
処遇改善要求した時間講師 18年勤続にかかわらず講義から排除
国民大国語国文学科時間講師のファン・ヒョイル(50)氏は、通常6月初めに行われる2学期講義配分通知が来ないとし、去る10日に学科事務室に電話をかけた。助教から聞いた答えは「次の学期の授業が配分されなかった」という話だった。去る18年間、母校である国民大で学期ごとに2～3科目を教えてきたファン氏は突然の講義排除理由を納得し難かった。ファン氏が国文科学科長を直接訪ね理由を尋ねると「上から講義を配分するなという指示があった」とのことだった。大学本部教務処を訪ねて行ったが教務処長はファン氏に会おうとはしなかった。
ファン氏は自身が講義を引き受けられなくなったのが講師労組を作る先頭に立ったためだと推測した。ファン氏は先月2日、全国大学講師労働組合国民大分会設立証明書を受け取った。7月初めには団体協約のために大学本部教務処関係者と議論する予定だった。だが、学校側が講義配分をしないため、ファン氏は1学期の委嘱契約が終わる30日以後はもはや国民大所属ではなくなる。
ファン氏が労組を作ったのは△時間当り講義料が18年間に1万ウォンも上がらず4万ウォンに過ぎないという点△時間講師に去る2学期から6ヶ月ではなく4ヶ月の委嘱契約書を書くようにした点△4学期を連続で講義すれば1学期間は講義を配分しない点などを問題にし正すためだった。
ファン氏は「国会でも時間講師処遇改善のために高等教育法改正議論をしているのに、大学本部が労組を作ったからと講義から排除するのは偏狭な処置」と批判した。‘ファン・ヒョイル教授の解雇に反対する学生の会’のキム・ミンジェ(20・ロシア学2)氏も「多くの授業が時間講師の講義でなされているという点を考慮する時、時間講師労組を弾圧することは学生たちの授業権を侵害すること」と主張した。 <ハンギョレ>は21日、インタビューを3回要請したが大学本部側は応じなかった。
パク・テウ記者 ehot＠hani.co.kr
原文: 訳J.S