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イ・ジュホ教育科学部長官 "下位15% 国公立大 定員縮小"

登録:2011-06-17 09:38
https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/483226.html

原文入力:2011/06/16 23:01(1050字)
イ・ジェフン記者

大学構造調整案 明らかに… "不良私立大 財政支援 制限"

‘半額授業料’実現に対する要求が高まるなかで、イ・ジュホ教育科学技術部長官が下位15%の国公立大定員を減らし、不良私立大に対する財政支援を制限しながら大学構造調整を推進するという方針を明らかにした。

イ長官は16日ソウル、小公洞のプレジデント ホテルで開かれた国公立大総長らとの懇談会で「全国31ヶ国公立大に対する評価体制を整え、下位15%に対しては定員を縮小する」と話した。イ長官は「授業料問題を解決するためには大学の競争力も向上しなければならない」とし「私立大に対してははるかに強力な構造調整がなされるため国公立大も定員縮小程度の苦痛は分担しなければならない」と付け加えた。

これに先立ちイ長官は15日、チェ・チュンギョン知識経済部長官に会い「大学に財政を支援する際、不良大学を除くなど大学構造調整推進のために緊密に協力しよう」と合意した。教科部高位関係者は「不良大学支援除外は授業料と関連して‘国民の税金で不良大学を支援するのか’という世論と関係なくはない」と話した。

だが、イ長官のこういう方針は国公立大登録学生が22%に過ぎず、経済協力開発機構(OECD)国家中で最も低く、私立大比率が非正常的に高い韓国高等教育の現実から遊離しているという指摘が提起されている。この日の懇談会に参加したある地方国立大総長は「韓国は教育をはじめとして全てが首都圏中心なので、地方拠点大は疎外されている」とし「高等教育の競争力は強化しなければならないが、定員縮小がそれと連結されるかは疑問」と話した。

不良私立大に対する財政支援制限も政府の財政支援が首都圏所在上位圏大学に集中している点を見過ごしているという指摘だ。政府が2007年から3年間、構造調整が進行中の13ヶ不良私立大に支援した国庫補助金は126億6000万ウォンで、学校1ヶ所当たり平均9億7000万ウォン余りに過ぎなかったが、首都圏主要私立大27ヶ所に対し同期間に支援した国庫補助金は3331億ウォン余りで学校1ヶ所当たり平均123億3800万ウォン余りだった。

イ・ジェフン記者 nang@hani.co.kr

原文: 訳J.S