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韓銀 独立性‘ふらふら’

登録:2011-06-16 10:43

原文入力:2011/06/15 20:25(1011字)
アン・ソンヒ記者

財政部と毎月マクロ政策会議
政府牽制より‘蜜月’強化

←パク・ジェワン企画財政部長官(左から3人目)が15日午前、ソウル、明洞の銀行会館で開かれた経済懸案議論のための朝食懇談会でキム・チュンス韓国銀行総裁(左から2人目)等、参席者らに席を薦めている。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr

企画財政部と韓国銀行が毎月一回ずつ会い、経済懸案を議論する‘マクロ政策実務協議会’を設けることにした。政府を牽制しなければならない韓銀が、政府と定期協議体を構成したのは1995年以後初めてであり 中央銀行の独立性を巡る論難が予想される。

パク・ジェワン企画財政部長官とキム・チュンス韓国銀行総裁は15日午前、ソウル銀行会館で朝食会懇談会を開いた後にこういう方案に合意したと明らかにした。両者は共同ブリーフィングで「対内外経済条件と金融市場の不確実性が続いているので政府と韓銀間に資料協力、経済状況に対する意見交換など、もう少し緊密な政策共同歩調努力を強化することにした」とし「そのために財政部次官と韓銀副総裁を代表とし局長などが参加する協議会を月1回運営する予定」と説明した。

両機関は1994~95年に通貨金融実務協議会という局長級協議体を作ったことがあるが、以後は定期協議体を構成したことがない。今回の措置は昨年4月、キム・チュンス総裁就任以後 韓銀が政府政策に振り回されているという批判が出ているなかで出てきたものであり、中央銀行の独立性を大きく傷つけるだろうという指摘を受けている。中央銀行が政府の無分別な景気浮揚策を牽制できない場合、低金利と過剰流動性にともなう金融危機のような深刻な経済的衝撃波を呼び起こす恐れがある。

韓銀は去る1月から大統領府に‘VIP経済ブリーフ’という名前で金利状況などに関する報告書を上げており、事実上 政府の一部署に転落するのではないかという憂慮が提起されている状況だ。先立って企画財政部次官は昨年1月から政策金利を決める韓銀金融通貨委員会に参加し列席発言権を行使している。

アン・ソンヒ記者 shan@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/482927.html 訳J.S