原文入力:2011/06/14 23:04(1296字)
チョン・セラ記者、キム・ジフン記者
金融委 "産銀持株、ウリ金融 入札するな"
カン・マンス "政府決定に従うのみ" 引き受け 事実上 放棄
←カン・マンス産銀金融持株会長
MBノミックスの設計者 カン・マンス産銀金融持株会長がウリ金融持株の引き受けを通じて推進しようとした‘メガバンク’(超大型銀行)構想が世論の逆風に遭い結局 座礁した。
キム・ソクトン金融委員長は14日、国会政務委員会業務報告で 「産銀持株のウリ金融入札参加に対する国民的共感が十分に形成されていない」として「産銀持株がウリ金融入札に参加しないことが望ましい」と話した。金融委は産銀持株がグローバル総合金融グループとして跳躍するためにウリ金融の引き受けを希望し、政府も公的資金回収の極大化に役立つと考え産銀持株が入札に参加する方案を検討したが、撤収することにしたということだ。
カン会長もこの日、政務委に参加し「産業銀行は政府銀行として政府決定に従うのみ」と話した。彼は「当初から産銀持株のウリ金融引き受けは政府と協議した事案であり、産銀持株が単独で推進したことではない」と話した。去る3月、産銀持株会長就任直後から李明博大統領の後光を背負い無理にウリ金融引き受けを押しつけたが政界と世論の反発の前にひざまずいたわけだ。
金融委が産業銀行をウリ金融入札から排除することにしたのは、現在 推進されているウリ金融民営化が‘カン・マンス思いやり’だという批判世論のためだ。先立って金融委は産銀持株のウリ金融引き受け条件を緩和するために金融持株会社が他の金融持株会社を取得するためには持分の95%以上を買収しなければならないという条項を30~50%に下げる方案を推進した。これに対し野党は産銀持株に対する特典と主張しながら施行令を直せないよう金融持株社法改正案を発議し、与党議員らもメガバンク構想が金融規制を強化する時代の流れに逆行するという理由で反対意思を表明するなど反発が強かった。
それでもカン会長は14日、メガ銀行論を擁護しつつウリ金融引き受けが産銀民営化の唯一の方法だという主張を曲げなかった。彼は「外国の専門家たちは韓国が発展できるチャンスと話している」として「政界・労働界・学界・言論が(メガバンクに)反対していることを外国では理解できない」と話した。
しかしカン会長のいいかげんなメガ銀行論のためにウリ金融は業務を正常業務ができないほど大変な苦労を余儀なくされた。ウリ金融民営化もまた長期漂流する可能性が高まった。金融委は今月末に予定されたウリ金融売却過程を継続推進すると明らかにしたが、実際には引き受け希望者がいない状態だ。国民・ハナ・新韓金融持株はこの日、ウリ金融を取得する意思はないと明らかにした。 チョン・セラ、キム・ジフン記者 seraj@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/482772.html 訳J.S