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三星SDI ‘不法位置追跡’ 今度は明かされるか

登録:2009-02-24 09:09

原文入力:2009-02-23午後08:20:57
三星一般労組 3回目告訴…“具体的証拠確認”

チェ・ヒョンジュン記者

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5年間、迷宮に陥っているサムソンSDI労働者位置追跡事件について3回目の告訴が提起され、検察が今回は捜査意志を持って真相を明らかにできるのか注目される。三星一般労組は今回は提供情報を根拠に‘容疑者’ 3人を特定し誠意ある捜査を要求した。

キム・ソンファン三星一般労組委員長は23日、ソウル,永登浦区の民主労総事務室で記者会見を行い「具体的証拠が確認され当時携帯電話不法複製などを主導した人事担当実務者3人を特定した」としてソウル中央地検に三回目の告訴状を出したと明らかにした。キム委員長は「昨年末、情報提供者を通じて携帯電話複製と位置追跡過程で不法を犯した当事者を確認することができた」として「このように具体的に告訴してもなお真実が糾明されないならば検察はこれ以上存在する価値がない」と話した。三星一般労組は位置追跡を行った者として当時サムソンSDIと三星電子,エスワンの中間幹部3人を指定した。

この事件は2004年7月、労組を結成しようとしていたサムソンSDI前・現職労働者など11人が「携帯電話位置追跡にあった」としてイ・ゴンヒ前会長とイ・ハクス前副会長などを告訴して露になった。‘管理対象’だったサムソンSDIと三星電子の労働者たちは誰かすでに亡くなった人名義で複製された携帯電話で‘友人探し’サービスに加入した後、自分たちの位置を追跡してきた事実を知ることになった。三星労働者たちは労務管理担当者らが自分たちの位置を正確に把握していたとし会社側に強い疑惑の眼差しを送った。

三星一般労組は2004年に二回告訴状を出した。しかし検察は移動通信代理店などを調査しても「位置追跡した事実はあるが、それらの身元を確認することはできなかった」として‘誰か’に対する起訴中止決定を下した。三星一般労組は2008年3月には新しい証言を土台に捜査再開申請を行った。三星不正疑惑を暴露した三星構造調整本部法務チーム長出身のキム・ヨンチョル弁護士が「構造調整本部人事チーム長が私に、三星側から労働者らに対する位置追跡をしたと話したことがある」と明らかにしたのだ。しかし検察は「発言内容だけでは再捜査できない」として調査を始めなかった。

キム・ジョンス民主労総非常対策委員会委員は「検察が姓名不明だと言ってきちんと捜査をできないと言ったが、今回は徹底的に捜査しなければならない」と要求した。

チェ・ヒョンジュン記者haojune@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/340467.html

原文: 訳J.S