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日本 原子力発電所 作業員 健康管理もめちゃくちゃ

登録:2011-06-01 11:56
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/480610.html

原文入力:2011/06/01 10:12(1012字)
チョン・ナムグ記者

大量被爆者 ヨード剤 2粒で‘終わり’…6000人 被爆検査受けられず

30日、日本 福島第1原子力発電所事故収拾作業過程で250ミリシーベルトを超える被爆をしたと推定された作業員2人が原発事故初期に安定ヨード剤を一回服用しただけなど、健康管理がきちんとなされていなかったことが明らかになった。今まで作業に参加した人々の内、大多数が未だに内部被爆量検査も受けられない状態だ。
31日、日本マスコミの報道によれば、去る13日 甲状腺検査の結果、他の職員の10倍に達する放射性ヨードが検出された作業員2人はヨードの体内蓄積を抑える安定ヨード剤を3月13日に二粒服用した後、それ以上は服用しなかった。原子力安全委員会は東京電力側に安定ヨード制を初日に二粒、翌日からは一日一粒ずつ最大14日まで服用するよう勧告しているが、まともに守られなかったわけだ。

作業員たちの外部被爆量は各々73.7, 83.7ミリシーベルトであった。安定ヨード剤をきちんと活用し甲状腺に放射性ヨードが蓄積されることを減らしたとすれば、全体被爆量を250ミリシーベルト限度として管理することもできるのではないかと指摘が出る理由だ。作業員は20日間 仕事をすれば医師の検診を受けることになっているが、二人の作業員はこの検診も受けていなかったという。東京電力は「内部被爆管理が不充分だった」として「なぜ安定ヨード剤を服用しなかったか調査中」と明らかにした。

他の職員らの内部被爆量もまだきちんと検査されていない。厚生労働省は今まで福島第1原子力発電所で計7800人が事故収拾作業に参加したが、内部被爆検査を受けた人は1800人に止まっていると明らかにした。そのため作業員らの全体被爆量は正確に把握されていない。厚生省は30日、東京電力に6月中にすべての作業員に対する内部被爆検査を終えるよう文書で指示した。

東京電力は一時、作業員らに個人線量計を支給しないままで仕事をさせもし、外部被爆状況を不十分に記録したことも明らかになった。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: 訳J.S