原文入力:2011-05-19午後09:36:33(1692字)
教保1分期販売 昨年の6.4倍…APPストア 登録1位
スマート機器と同伴成長…セルフ出版サービスも登場
チョン・ユギョン記者
タブレットPC旋風に乗り国内にも‘電子ブック熱風’が強く吹いている。2011年は世界的な電子ブック熱気から一歩下がっていた国内電子ブック市場が爆発的に成長する年になるだろうという展望が出ている。
教保文庫は最近、今年1分期の電子ブック販売量が昨年同期比 6.4倍に増えたと発表した。APPストア統計でも電子ブックの人気は明らかだ。国内タブレット用APPストアの登録アプリケーション統計を見れば、先月基準でアップル APPストアの場合、電子ブックが16440件、教育分野7260件で各々1・2位を走っている。Tstoreでもやはり電子ブックが20596件、語学・教育が5068件で1・2位を占めた。
出版市場でも電子ブックの人気は確認できえる。 最近になって人気書籍が電子ブックと同時出版されるケースが増えた。最初から独占出版も目を引く。教保文庫は去る11日‘メグレシリーズ’を独占出版し、インターパークは去る2日、チョ・ジョンネ作家の<太白山脈>等を初めて電子ブックで出版した。電子ブック関連マーケティングも活発だ。KTは先月から古い本を持ってくれば‘オーレeブック’(ebook.olleh.com)で使える電子現金を贈呈する‘古本あげるからeブックちょうだい’行事を進行中であり、教保文庫・インターパーク・バンディ&ルーニスなどオフライン書店では電子ブックを買う顧客に別の紙の本を贈呈するイベントを進行している。チャン・キヨン韓国電子出版協会事務局長は「スマートフォン・タブレットPCが登場して1年余りにしかならない点を勘案すれば韓国の電子ブック単行本市場は成長速度がとてもはやい」として「既存統計では正確に区別することはできないが概略10万種ほどが出版されたと推定している」と話した。
←国内電子ブック売り上げ規模この間、国内電子ブック市場は世界的な流れから多少抜け落ちていた。世界電子ブック市場は電子ブック端末機(E-book reader)の‘kindle’の成功以来、昨年にはアマゾンの紙の本販売量を越え、大幅成長勢を継続したが、唯一国内市場だけで電子ブックが流れに乗れなかった。三星(パピルス)・アイリバー(ストーリー)・インターパーク(ビスケット)等が出した電子ブック端末機はこれという呼応を得られず、三星電子は昨年 電子ブック端末機事業から手を切りもした。
今年に入って事情が大きく変わったのは断然タブレットPCの登場が決定的役割を果たした。今年に入り上半期までギャラクシータブ・iPad2等のタブレットPC普及が増え新しい形態の電子ブック市場が開かれ始めたためだ。特に専門家たちはスマート機器成長勢が急な我が国では、米国のように‘kindle’のような電子インク方式専用端末機時代を経ずに直ちにタブレットPC電子ブック時代に入っていると分析している。
その結果、企業も電子ブック市場に続々と参入している。NHNは去る18日‘ネイバーブックス eブックサービス’を開始した。'ハングルとコンピュータ'は去る17日、YES24と提携しアンドロイド用電子ブック ビューアー‘ハンコム リードオン’を発売した。SKTも上半期中に市場に進出する予定であり、KTはすでにオルレeブックをサービス中だ。使用者が直接本を作る‘セルフ出版’サービス市場も大きくなっている。電子ブックを直接作れる‘ナモeブックエディター’のようなソリューションが発売され、テックストア・オートパーブ・ブックCなどインターネット ホームページで電子ブックを作るサービスも登場した。チョン・ユギョン記者 edge@hani.co.kr