原文入力:2011-05-19午後10:41:32(1109字)
基地勤務退役者たち "1978年にドラム缶250ヶ埋めた" 米放送に証言
環境部、米軍に共同調査要求
イ・ポニョン記者
← "枯れ葉剤を埋めた" 漆谷米軍基地
駐韓米軍が1978年、癌などの致命的疾患を起こす毒性物質である枯れ葉剤を慶北漆谷郡(チルゴクグン)、倭館邑(ウェグァンウプ)キャンプ キャロル基地に大量に埋めていた事実が明らかになった。米国、アリゾナ州の<CBS>系列会社<KPHO>放送は去る13日(現地時間)キャンプ キャロルに勤務していた米軍退役者3人の話を引用してこのように報道した。1968~69年、米軍が非武装地帯に枯れ葉剤を散布した事実が後日になって明らかになった経緯があるが、後方の民間人居住地域付近に枯れ葉剤を捨てていた事実が明らかになったのは今回が初めてだ。キャンプ キャロルで重装備技師として服務したスティーブ ハウスはこの放送のインタビューで1978年に明るい黄色やオレンジ色を帯びた55ガロン(208リットル)ドラム缶などを上部の指示により基地内に埋めたことを暴露した。同じ部隊に勤務していたロバート トゥレビスは当時の状況について「ドラム缶の数は250ヶ程度であり、表面には‘化学物質種類エージェント オレンジ’と書いてあった」と証言した。‘エージェント オレンジ’はベトナム戦争時に使われた代表的枯れ葉剤の一つだ。これらの証言から類推し50t程度の枯れ葉剤が埋められたものと見られる。また、この放送は埋却作業に動員された退役者が枯れ葉剤被害を訴えており、埋立地周辺住民たちの健康にも悪影響が加えられた可能性があると報道した。
環境部はこの日、駐屯軍地位協定(SOFA)環境分科委員会で米軍側に "問題提起" を行い、事実確認を要請したと明らかにした。環境部は基地内部に対する共同調査を要求することにした。米8軍は「過去の記録を土台に枯れ葉剤を埋めたという主張が正しいか検討し始め、米軍環境専門家たちと議論し追加調査が必要かを決める方針」と明らかにした。
この報せに接した漆谷郡住民たちは不安を訴えた。ファン・ムリョン漆谷副郡守は 「キャンプ キャロルを相手に具体的経緯を調べている」と話した。
イ・ポニョン、ナム・ジョンヨン、イ・スニョク記者、大邱/ク・テソン記者 ebon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/478781.html 訳J.S