本文に移動

米軍、大邱(テグ)近隣に‘猛毒性 枯れ葉剤’こっそり埋めた

登録:2011-05-20 00:15
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/478729.html

原文入力:2011-05-19午後03:50:36(1508字)
10余種の癌・神経障害・糖尿・奇形児出産 誘発の恐れ
"周辺韓国人が地下水を飲んだとすれば影響受けた可能性も"

1978年、大邱近隣にある米軍部隊キャンプ キャロルで重装備技術者として勤めていたスティーブ ハウスはある日、溝を掘れとの命令を受けた。彼は当初 溝は廃棄物に処理に使われるという話を聞いた。
 しかし彼が埋めたものは永遠に忘れることのできないものだった。彼が埋めたものはエージェント オレンジ(枯れ葉剤)として良く知られた‘ベトナム地域のコンパウンド オレンジ’と書かれた55ガロンドラム缶だった。

 米アリゾナ州地域TV放送は去る13日(現地時刻)調査報道を通じてスティーブをはじめとする当時 キャンプ キャロルに勤めていた退役軍人3人の証言を土台に駐韓米軍が‘エージェント オレンジ’55ガロンドラム缶250ヶ(52トン)を部隊内に極秘裏に埋めたと暴露した。

 米軍当局はベトナム戦争当時、作戦のためにジャングルの山林をなくすために使われた猛毒性のエージェント オレンジを使った後、ベトナム戦争終戦後の1980年代中盤まで韓国の非武装地帯で使い残りは海で焼却したと明らかにした経緯がある。 しかしこういう米軍当局の主張は事実ではないと放送は暴露した。

 ピーター フォックス アリゾナ州立大教授(環境工学)は放送で「彼ら(キャンプ周辺の韓国人ら)が地下水を飲んだとすれば、汚染物質が食品および飲み水の供給体系に影響を及ぼしたかも知れない」と指摘した。彼は「汚染を除去する唯一の方法は水を抜き取ることだが、こういう化合物質の除去は50年かかることもありうる」と話した。

 エージェント オレンジは10余種の癌と神経障害、糖尿、奇形児出産などを誘発する猛毒性枯れ葉剤で、60~70年代ベトナム戦当時に大量散布され当時、住民たちと参戦軍人に深刻な肉体的・精神的後遺症を残した使用禁止化学物質だ。放送がインタビューした退役軍人3人は全員 背中と首の関節炎と足のマヒなど深刻な後遺症に苦しめられていると明らかにした。

 ロバート トレビスは「1967年ベトナムという帯がついたドラム缶を倉庫から転がし出して埋めた」とし「倉庫にはおよそ250ヶのドラム缶があった」と話した。

 彼は「ドラム缶からはエージェント オレンジ物質が染み出てきた」とし、埋めたて作業中に軍人が毒性物質に露出したことを明らかにした。米国防総省は今回の報道と関連して調査に着手したと放送は報道した。

 一方、慶北、漆谷郡、倭館邑にあるキャンプ キャロルは米陸軍支援隊傘下の第403支援旅団所属であり、2009年9月基準で1499人の兵力が駐留している。
主に戦争物資を備蓄する所として知られている。

一部では昨年 基地内南東側の丘から1番正門を通過する所まで幅10m内外、長さ480m、面積1万1500㎡規模の生態公園として造成されたところが埋立地ではないかという疑惑も提起している。

 キャンプ キャロルは2003年と2004年に油を流出させ論難を起こしたことがあり、去る2000年には韓国内米軍務員所属米連邦公務員労組がキャンプ キャロルに対し石綿汚染が深刻だという疑惑を提起した。  キム・ドヒョン先任記者/ツイッター@aip209

原文: 訳J.S