原文入力:2009-02-20午後08:10:49
龍山撤去民惨事一ヶ月
チェ・ヒョンジュン記者キム・ジウン記者
■再捜査 矢の催促
“葬儀も行えずに…”今日5次追慕大会
龍山撤去民惨事一ヵ月目の20日、死亡者遺族と龍山撤去民殺人鎮圧汎国民対策委員会は「一ヶ月が過ぎたがきちんとした真相究明どころか葬儀も行えずにいる」として検察の再捜査と大統領の謝罪を要求した。
汎国民対策委はこの日午後、龍山惨事現場で記者会見を行い「検察の不公正捜査で‘殺人鎮圧の責任者は無罪,犠牲者は有罪’という希代の詐欺が広がった」として「これによって故人の名誉が毀損され遺族の胸は真っ黒に燃え上がっている」と明らかにした。これらは「大統領府の世論操作,警察機動隊の事後対策会議などが明らかになったが、政府は事件を覆い隠すのに汲々としている」として「検察捜査を無効にして全面再調査することだけが国民の怒りを静める道」と主張した。
故イ・サンニム氏の遺族チョン・ヨンシン(37)氏は「故人たちが目をとじられるように大統領が心より謝ることを願う」と話した。今回の惨事で現在までに拘束されたり起訴された人々は撤去民と用役業者職員など27人で全部。鎮圧を強行した警察はキム・ソクキ前警察庁長官内定者が去る12日辞退したのが唯一だ。
汎国民対策委はまた警察が21日に清渓広場で予定された‘第5次汎国民追慕大会’を禁止し源泉封鎖することにしたことに対して強く糾弾した。汎国民対策委はこの日警察が封じ込めれば直ちに追慕行進に出る計画だ。汎国民対策委所属会員および市民らは20日夕方から翌日明け方まで追慕演劇と映像などを見て夜通し追慕大会を行った。
チェ・ヒョンジュン記者haojune@hani.co.kr
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■捜査記録まで覆い隠す検察
“まだ整理できない…”弁護団 閲覧拒否
検察が‘龍山惨事’捜査記録の閲覧・謄写を拒否し弁護団が反発している。
撤去民弁護団のキム・ジョンウン弁護士は20日「起訴直後に証拠書類閲覧を申請したが検察は捜査記録の整理が終わっていないという理由で引き伸ばしていたが、去る18日、閲覧と謄写をすることができないと知らせてきた」と明らかにした。キム弁護士は「検察は捜査記録が整理されていないことと、一部撤去民に対する起訴が行われなかったことを理由に閲覧と謄写を拒否したが、これは刑事訴訟法上の拒否理由に該当しない」として「検察が裁判の公正な進行を妨害しようとしているのではないか」と話した。
現行刑事訴訟法は被告人または弁護人が公訴提起された事件に関する書類や物件目録などの閲覧・謄写を申請することができるように規定している。 国家安保,証人保護の必要性,証拠隠滅の心配,関連事件捜査に関する障害予想など具体的理由が認められる時には閲覧・謄写を拒否したり範囲を制限することができるという但し書きがついている。これに対してチョン・ビョンドゥ ソウル中央地検1次長は「共犯に対する捜査が完了しなければ申請を拒否することができる」として「龍山事件の場合はまだ捜査中だから拒否した」と話した。
弁護団は検察の記録の閲覧・謄写を拒否する意思を通報され直ちに裁判所に証拠資料の閲覧・謄写許容を申請した。
キム・ジウン記者mirae@hani.co.kr