原文入力:2011-05-16午後10:17:42(1192字)
韓国も国際結婚 移住により急増勢
ソン・ギョンファ記者
←毎週金曜の午後になれば‘ジュマァ’(金曜礼拝)に参加するムスリムが韓国イスラム中央聖院に集まる。
米国のシンクタンク ピュー・リサーチ・センターの研究プロジェクトであるピュー(PEW)フォーラムは去る1月<世界ムスリム人口の未来>報告書で2010年現在、全世界ムスリムが16億1931万人だと明らかにした。世界人口(69億人)の23%だ。同月、米国海外布教研究センター(OMSC)は世界キリスト教人口が22億9000万人(カトリック11億5000万人、新教3億6900万人、独立教会4億1900万人)と発表した。仏教人口は機関・団体により推定値が大きく異なるが、5億~15億人規模だ。
移住者に開放的でない韓国で国際結婚は移住ムスリムが国内に定着する主要経路だ。帰化をするには△成人△5年以上の韓国居住△生計維持能力△韓国語能力などの条件を備えなければならないが、韓国人と結婚すれば最短で居住期間が5年から2年に減る。結婚移住者はその韓国人配偶者がムスリムに改宗するという点でムスリム人口増加に重要な変因となる。彼らの子供もやはりムスリムになる。明智大中東問題研究所アン・ジョングク教授は「国内ムスリムの数が増加しながら、彼らの宗教的慣習法が国内法体系と葛藤するはずだが、それを韓国社会がどのように包容するかが問題」と話した。
韓国で生まれムスリムになったいわゆる‘土着ムスリム’の規模は推算も難しい。韓国イスラム教中央会関係者たちは、その数を3万5000人余りと推算しているが、教会信者名簿を特別に管理していないため正確な根拠はない。2005年統計庁人口住宅総調査で国民の宗教分布を調査したが、イスラム教は回答項目から抜け落ちた。‘その他’と答えた16万3000人の内、ムスリムが含まれているはずだが、正確な数は分からないというのが統計庁の説明だ。今月末発表予定の2010年人口住宅総調査では最初から宗教調査をしていない。韓国政府は国内ムスリム規模にこれと言った関心がない。
ソン・ギョンファ記者 freewha@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/478230.html 訳J.S