原文入力:2011-05-13午後10:44:44(681字)
"餅代検事 インターネット公開は有罪"
キム・ジョンピル記者
最高裁2部(主審 ヤン・チャンス最高裁判事)は13日、三星グループが不法政治資金を提供したという内容が含まれた盗聴録音収録(いわゆる‘Xファイル’)に登場する‘餅代検事’の実名を公開した容疑(通信秘密保護法違反・名誉毀損)で起訴された進歩新党ノ・フェチャン(55)常任顧問に無罪を宣告した原審判決を覆し、一部有罪を認める趣旨でソウル中央地裁に送りかえした。
録音収録に出てきた当事者に対する名誉毀損容疑に対し無罪を宣告した原審判決は正当だが、不法盗聴された内容をあえてインターネット ホームページにまで実名で公開する必要はなかったと最高裁は判断した。裁判所は「実名公開は財界と検察の癒着を告発するという点で公益的側面があるが、当時はすでに言論に報道されており公益的効果が達成された状況だった」として「国会議員として捜査を促すことに困難がなかったにもかかわらず伝播性が強いインターネット媒体を利用したことはその方法の妥当性を欠いた」と明らかにした。
ノ常任顧問は判決が下された直後、国会で記者会見を行い「最高裁の判断に強い遺憾を表わす」と話した。
キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr
原文: 訳J.S