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東京電力、原子力発電所3号機 爆発兆候 隠す

登録:2011-05-14 11:50
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/477930.html

原文入力:2011-05-13午後09:53:57(971字)
一日前 放射能急増を把握 告知せずに身体被害を拡大

チョン・ナムグ記者

去る3月14日午前11時、福島第1原子力発電所3号機が爆発事故を起こす一日前から東京電力が放射能数値が大幅に上昇するなどの爆発兆候を把握していたが、これを今まで公開しなかったことが明らかになったと<朝日新聞>が13日 報道した。3号機爆発は福島原子力発電所事故が発生した以後、最も大きな規模の爆発であり、この事故で現場で作業中の職員7名が負傷した。

<朝日新聞>は3月11日から4月30日まで原子力発電所の状況を分単位で記録した東京電力の内部資料を引用し、爆発事故一日前の13日午後1時17分に東京電力が3号機原子炉建屋2重ドア内で時間当り300ミリシーベルトの放射線量を計測していたと伝えた。また、午後3時19分には中央制御室にいる人々の線量計でも警報音が鳴る速度が速まり、これに伴い、14日午前5時20分に副本部長が‘3号機の水素濃度を換算しろ’と指示したと報道した。

この新聞は東京電力がこのような情報を当時、現場作業員らにきちんと知らせなかったために避難が遅れたのではないのかが今後 事故を検証する過程で焦点になるだろうと見通した。東京電力は3月13日午後から3号機原子炉内に海水を入れ冷却させる作業を始めた状況だった。

東京電力は過去にも事故情報などを隠した事例が多く‘隠蔽体質’というニックネームを持っている。東京電力が運用している福島第1原子力発電所3号機では、去る1978年11月に日本初の臨界事故が起きたが、それが世の中に知らされたのは29年後の2007年3月だった。今回の3・11大地震に続く放射能流出事故と関連しても報告が遅れたりマスコミに誤った数値を提供するなどして批判を受けた。宮崎慶次大阪大名誉教授は「非常事態だからこそ現場では対応に追われていたはずで、本社が判断して具体的な数値を作業員や国民に公表しなければならない」と指摘した。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: 訳J.S