本文に移動

亀尾(クミ) 断水3日目…“水資源公社(水公)側の管理ずさん”と怨みの声

登録:2011-05-13 07:06
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/477258.html

原文入力:2011-05-10午後08:22:17(1373字)

“4大河川の仮の堰 崩壊”の余波…取水ポンプではかなわず
市民「洗うこともできない」怒り心頭…企業では損害賠償訴訟検討
市は「補修工事意見出したが措置なかった」と批判

パク・ジュヒ記者

慶北(キョンブク)亀尾(クミ)市では水道の水の供給が円滑にいかない状況が三日目に入り、市民の不便な生活が続くとともに、韓国水資源公社(水公)のずさんな取水源管理と亀尾市の事後処理を批判する声が高まっている。

この8日、慶北(キョンブク)亀尾(クミ)海平(ヘピョン)広域取水場の仮の堰が切れて亀尾市(クミシ)と漆谷郡(チルゴクグン)全域が断水になり、9日午前から一部の地域で水道水供給が再開された。

韓国水資源公社(水公)は9日「今日午後には水の供給が正常化するだろう」と明らかにしたが、10日現在までも亀尾と漆谷(チルゴク)の相当数の地域で水道が出ず住民が非常に不便な生活を強いられている。 また、亀尾国家産業団地の一部では工業用水が供給されず企業が操業に支障まできたしている。

亀尾商工会議所調査チーム側は「9日亀尾産業団地入居企業が緊急対策会議を開き、予想可能な事故状況にまともに備えなかった韓国水資源公社(水公)と、断水事実を企業に適時に連絡することさえしなかった亀尾市に対する不満が噴出した」と言い「操業支障にともなう損害賠償問題も提起された」と話した。

三日間水道の水が供給されていないというパク・某氏(亀尾市旧平洞)は「事故がおきたら収拾だけでもちゃんとやってもらわなくては困るのに、市が地域別に水をまんべんなく供給してないため、一部の地域では3日間洗うこともできないでいる」として「生活用水をとりあえず工業用水で供給しているのではないか」と声を高めた。

このように断水事態が続いているのは、仮の堰の復旧が遅れて韓国水資源公社が臨時に水中ポンプで取水して供給しているためだ。 これに伴い、普段の一日供給量に5万t足りない21万tだけ供給している上に、空いていた水道管に水が満たされる過程で普段より水消費が増えたというのが 韓国水資源公社(水公)側の説明だ。

今回の断水事態は、韓国水資源公社(水公)が、4大河川事業で取水場周辺の川底を浚渫した結果水位の変動が激しくなり、安定的な取水のために設置した堰用のシートパイル200mのうち20mが、浚渫の余波で強まった水の流れに耐えることができず崩れて発生したものだ。
亀尾市庁のある職員は「4大河川事業現場で海平(ヘピョン)取水場の仮の堰がいいかげんなので補強しなければならないという意見を出したが、韓国水資源公社(水公)側が特別な措置を取らないでいて事故が起こった」と批判した。

韓国水資源公社(水公)の水道施設チーム担当は「水の流れが荒くて仮の堰の復旧作業に困難をきたしており、正常な取水が可能になるには時間がもっとかかるものと見られる」と話した。
大邱(テグ)/パク・ジュヒ記者hope@hani.co.kr

原文: 訳A.K