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‘事故鉄’KTX 運行減らした

登録:2011-05-12 08:13
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/477461.html

原文入力:2011-05-11午後10:41:04(1361字)
国土部 "精密安全点検ために縮小不可避"
国産‘KTX-山川’に重大欠陥…‘全面リコール’要求

ソン・インゴル記者、パク・ヨンニュル記者

高速列車(KTX)の事故・故障が頻発し、政府とKORAILが安全点検のために高速列車運行便数を縮小することにした。国産KTX-山川で核心部品に亀裂が確認され全面精密点検に入った。
国土海洋部高位関係者は11日 「KTXの相次ぐ事故で国民の不安が大きくなっており、精密安全点検のためにKTX運行編成を減らすことを含む安全対策を立てた」と話した。 KORAIL高位関係者も 「12日午前、政府大田庁舎記者室で開く予定のKORAILの‘KTX故障関連緊急記者懇談会’でこれを発表する予定」と話した。

現代ロテムが製作した韓国型高速列車‘KTX-山川’は国内で初めて開発され1年しか経っておらずシステム安定が必要なため、フランス アルストム社が製作したKTXは老朽化で部品交替が至急必要だという判断に従ったものと分析される。国土部関係者は「運行便数を減らしてもKTXとKTX-山川を全て点検する」と話した。

KORAILは去る7日、京畿道高陽車両基地高速列車運行前検収過程でKTX-山川1編成(山川2号車)のモーター減速機軸で亀裂を発見した。モーター減速機は高速列車のエンジンに該当するモーターブロックの動力を制御する主要構成装置であり、KTX-山川1編成(10両)ごとに8ヶが設置されている。重さが500㎏のモーター減速機が故障する場合、脱線など大型事故が発生しかねないという憂慮が出てきている。

これに伴い、KORAILは製作会社の現代ロテム側にこの列車をはじめKTX-山川19編成(190両)全てを点検させる事実上の‘リコール’を要求した。チャン・ファギョン現代ロテム企画常務理事は「山川2号車は運行を中断した状態で11日から精密点検をしていて、残りも時差を置いて精密検査する計画」と話した。

KTX-山川では商業運行を始めた昨年3月以後 先月まで大小の事故41件が起き、昨年11月から今年2月までの3ケ月間にガラス窓破損だけで120件余りが発生した。

アルストム社が製作したKTXは2004年4月の高速鉄道開通と共に運行を始め7年余りの間に車両平均走行距離が310万kmに達している。去る8日、釜山発ソウル行きKTX130号列車ではエンジン動力を車輪に伝達するベアリングが溶けて流され激しい振動が発生することもした。アルストム社はこのベアリングを250万km走行すれば交換するよう推奨しているが、KORAILは自らの規定を挙げて問題ないという理由で交替しなかった。アルストム社の高速列車はアフターサービス期間が満了しており、部品調達が円滑でないと知らされた。KORAILのある職員は「一部部品は生産が中断されたり、アルストム社が大量購入条件を提示すると理解している」と伝えた。

大田/ソン・インゴル、パク・ヨンニュル記者igsong@hani.co.kr

原文: 訳J.S