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イ・チェピル雇用労働部長官候補者、人事請託 金品授受 疑惑

登録:2011-05-11 09:58

原文入力:2011-05-11午前08:20:24(1088字)
2003年 労働部総務課長の時
イ候補 "翌日、返した"
請託者側 "3ケ月後に受け取った"

ファン・イェラン記者

←イ・チェピル(55)雇用労働部長官候補者

イ・チェピル(55・写真)雇用労働部長官候補者が2003年に労働部人事業務を担当する総務課長在職時、部下職員から人事請託と共に金品を受け取ったという疑惑が提起された。イ候補者は「翌日返した」と弁明したが、金を渡した側では数ヶ月後に返してもらったと主張しており、道徳性を巡る論難が避けられないものと見られる。

10日、雇用労働部 前・現職関係者たちの話を総合すれば、2003年7月の休日に労働部(現 雇用労働部)総務課嘆願室特別職6級キム・某氏の夫人が京畿道、安養市、ポムゲ駅付近のイ候補者のアパートを訪ねて行き、高級化粧品と現金1000万ウォンを入れた韓紙の箱などをイ候補者の夫人ハ・某氏に渡したという。キム氏は当時、空席になった民願室長席(5級事務官)への昇進を希望していた。だが、実際には昇進がなされず お金も戻さないので、キム氏が労働部周辺の人々に訴えて回り、イ候補者側に「お金を返してくれなければ容赦しない」と抗議したということだ。キム氏と彼の夫人は「三,四ヶ月後、果川労働部庁舎の総務課長室で現金を返してもらった」と話した。キム氏は昇進が失敗するとその年末に労働部を定年退職した。

イ・チェピル候補者はこれに対し「総務課の男性職員が検討書類を持ってきたと言いA4用紙大の行政封筒を渡されたが、開けて見もせずに翌日もしくは翌々日に民願室に降りて行きキム氏に封筒を戻した」と説明した。彼はまた「他の職員らの前で訓戒した」と付け加えた。しかし、労働部のある前職職員は「職員たちの間で‘(キム氏が)昇進にならなかったのに、どうして金を返してくれないのか’という話が出回った」と伝えた。

クォン・ヨングク弁護士は「人事請託という目的が成就しなくとも、清廉義務違反だけでもわいろ授受罪を適用されうる」として「もし数ヶ月が過ぎてから返したとすれば、わいろを受け取る意志があったと見なければならない」と話した。金を数ヶ月後に返した事実が確認されればイ候補者は道徳性に大きな打撃を受けることになるものと見られる。 ファン・イェラン記者 yrcomm@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/477315.html 訳J.S