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‘十字架遺体’疑問 増幅 警察、自殺・自殺ほう助・他殺の可能性 全て調査

登録:2011-05-06 08:21
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/476413.html

原文入力:2011-05-04午後09:53:36(981字)
第一発見者 宗教カフェ運営者 "数年前に会ったことがある"

パク・ジュヒ記者

1日、慶北、聞慶のある廃鉱山でイエスの十字架刑に類似した姿で十字架に釘で打たれ遺体で発見されたキム・某(58・タクシー運転手)氏の死亡経緯を巡り疑問が大きくなっている。
慶北、聞慶警察署はキム氏が他人の助けを借りて命を絶ったか殺害された可能性、自ら命を絶った可能性を全て残して捜査中だと4日明らかにした。

キム氏の遺体を解剖した剖検医は「自ら命を絶った可能性もある」という所見を出した。キム氏の手に打ち込まれていた釘には釘の頭がないという点、わき腹にある傷の角度が直接刺した時に生じうる角度だという点、周辺から発見された十字架設計図の筆跡がキム氏のものという点などが自殺を後押しするというのが警察の説明だ。キム氏が足に先に釘を打ち込み、手に穴を開けた後にクギに挿し入れたということだ。

だが、発見当時の状況から見て他人の助けを借りた可能性も排除していない。キム氏一人で自身の両足に釘を打ち、わき腹に凶器で傷つけた後、首を綱で巻き、両手をクギに挿し入れる形で十字架にぶらさがり死ぬ事は容易ではないと見るためだ。 キム氏の車両にあった携帯電話は先月13日に慶南地域のある製材所と通話したのが最後だった。

警察はキム氏を発見したチュ・某(53)氏が「(キム氏が)数年前に自分を訪ねてきて会ったことがあり、去る1月にも運営中のインターネット カフェを訪問した」と述べ、チュ氏との関連性も調査している。かつて牧会活動をしたというチュ氏は去る1日、ある養蜂業者とともにミツバチの巣箱を置く所を探しキム氏を発見し、警察に申告した。キム氏の遺体が発見された聞慶市、篭岩面、屯徳山(海抜970m) 8分稜線はチュ氏が住む所から4kmほど離れている。チュ氏は「キム氏が訪ねてきて宗教的な話をしたが意見が合わず帰り、キム氏に屯徳山の位置を教えたことはない」と述べたと警察は伝えた。

大邱/パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr

原文: 訳J.S