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[4・27補欠選民心] "野党圏単一候補に金海の発展は見えない"

登録:2011-04-29 02:06

原文入力:2011-04-28午後10:17:55(1570字)
民心読めなかったイ・ポンスに票田の長有面も背を向ける
"地域ために生きますの訴え キム・テホに心ひかれた"

チェ・サンウォン記者

←4・27再補欠選挙の最大激戦地域の1ヶ所である慶南、金海市、長有面に構えたキム・テホ国会議員当選者(ハンナラ党)とイ・ポンス候補(国民参与党)の選挙事務所前の通りを28日午後、市民が何気なく通り過ぎている。 金海/イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

ルポ/金海乙の異変
4・27慶南金海乙 国会議員補欠選挙では投票率が35%以上ならばイ・ポンス国民参与党候補、それ以下ならばキム・テホ ハンナラ党候補に有利という予測が大勢だった。だが、実際に投票箱を開けてみれば41.6%という高い投票率を記録したにも関わらず結果は反対だった。

長有面の民心が勝負を分けた。長有面は金海乙有権者の40%ほどを占め、住民の62%が30・40代だ。その大部分は昌原に職場をもつ外部の人々だ。そのために長有面はイ候補の票田であり、キム候補には弱い地域と見なされていた。しかしイ候補選挙事務室は27日夜10時頃、長有面の投票箱が開かれると反対に驚愕した。期待した長有面で49.0%(1万6951票)を得るのにとどまり、51.0%(1万7631票)を記録したキム候補に破れたのだ。

 「イ・ポンス候補が野党圏単一候補ということは分かったが、野党圏単一化が金海の発展に何かの役に立つかは誰も説明していないですよ。候補もそうだし、ユ・シミン国民参与党代表もそう。」 選挙翌日の28日、金海市、長有面のとあるマートで買い物をしていた主婦チン・某(41)氏は「金海の発展のためにキム・テホ ハンナラ党候補に入れた」として、こう話した。

昌原市に職場をもつ多くの長有面有権者の1人であるイ・某(36)氏は「私が望む国会議員は教育や保育のような悩み事を解決する人であって‘盧武鉉大統領の継承者’や‘ハンナラ党を審判する人’ではない」と話した。昌原に職場をもつまた別のイ・某(39)氏は「キム・テホ候補も国務総理候補者聴聞会で見たのであまり気が進まなかったが、金海のために熱心に働く機会をくれという言葉に心が動いた」と話した。結局、金海に住みながら昌原の職場に通う若い有権者の心を捉えられなかったことがイ候補の主な敗因に挙げられる。

かろうじて野党圏単一化を成し遂げたものの、参与党の‘瀬戸際戦術’に対する民主党支持層の空虚のためか単一化効果は制限的だった。民主党の強固な組織力が候補単一化以後に稼動を停止したというのが現地の大まかな分析だ。金海市のある公務員は「金海市長が民主党所属なのでそれとなく心配したりもしたが、これまでの選挙の中で今回のように気楽だったことはなかったと思う」と雰囲気を伝えた。去る二度の総選挙で全て民主党候補に入れたという主婦チョ・某(45・金海市、内外洞)氏は「選挙権を持って以来、初めて投票しなかった」と話した。「イ候補が民主党まで合わさった野党圏単一候補だったけれど彼からは何の好感も感じられなかった。 反対にキム・テホ候補にはある程度の好感を感じたが、ハンナラ党所属なので投票はできなかった」というのがチョ氏の告白だ。

反面、キム候補は表面的には‘自分一人の選挙’を展開したが、ハンナラ党組織は地域底辺を隅々まで調べキム候補の‘人物優位論’を集中的に浮き彫りにした。 金海/チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/475506.html 訳J.S