本文に移動

汝矣島‘性売買 殺生簿’に気もそぞろ

登録:2011-04-28 10:13

原文入力:2011-04-28午前12:01:07(1683字)
国会と目と鼻の先の按摩施術所でカード伝票3600枚余り発見
警察、決済者など まもなく召還調査
"政治・金融家 多数" 推測 乱舞
※殺生簿:政敵を除去するために殺す人と生かす人の名前を書き分けたという帳簿(訳注)
イム・ジソン記者、キム・ジフン記者

←国会から直線距離で100m余り離れたところで2年間にわたり不法性売買を行なってきたことが明らかになったソウル、汝矣島のKあんま施術所。永登浦警察署の取り締まり過程でクレジットカード売上伝票3600枚余りが発見された。キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

ソウル、永登浦警察署は国会からわずか100mのところで2年間にわたり性売買店舗を経営してきたKあんま施術所事業主チェ・某(39・視覚障害1級)氏とホン・某(27)氏など女性従業員9人、買春男性キム・某(37)氏など11人を不拘束立件(性売買特別法違反)したと27日明らかにした。この過程でクレジットカード売上伝票3600枚余りが大量発見され警察がまもなく買春男性を相手にした召還調査に着手する予定だ。

警察はKあんまサービス店が2009年5月、ソウル、永登浦区、汝矣島洞Sビルディング地下1階に660㎡(200坪余り)規模で開業し、1人当り19万ウォンを受け取り性売買営業を行い、カード売上だけで7億~8億ウォンを売り上げていたと明らかにした。去る3月16日、不法業者取り締まり活動を行う中で、Kあんま施術所の性売買現場を摘発した警察は「当時、汝矣島のある会社に通う会社員が現行犯で逮捕されクレジットカード売上伝票などを押収した」と明らかにした。

汝矣島の真中にあるあんま施術所からクレジットカード売上伝票が大量に出てくるや汝矣島政界と金融界の関心は‘カード決済者リスト’に集中している。警察は「カード決済者の中に政治家や金融家が多数含まれているという推測が乱舞しているが、まだ人的事項の他に把握された内容はない」として「3600件余りの中で法人カードは100件に至らず、残りは個人カードであり最大決済額は50万ウォン余り」と明らかにした。

カード決済者に対する召還調査は早ければ今週中にも始まる展望だ。警察は「まずチェ氏が事業主として登録された昨年12月29日以後にKあんま施術所でカード決済をした259人(400件余り)に対し先に召還調査を行う予定」と明らかにした。Kあんま施術所は昨年12月29日、社長がシン・某(54・視覚障害1級)氏からチェ氏に変わった。警察は「買春男性たちを相手にした調査を終え次第、全て立件し起訴意見で検察に送検する計画」と明らかにした。

匿名を要求した汝矣島の金融業者関係者は「Kあんま施術所が汝矣島では有名なところだと光化門の方(会社員など)からも二次会目的で大勢訪れていたと理解している」として「とりたてて金融界だけを名指しする必要はなく、この人もあの人も大勢が利用していた」と話した。また別の関係者は「該当店に一度でも行ってみたことのある人々は、性売買と関連がなくても強く心配している」として 「幹部がかかわったと知られた業者では発言注意の指示が下されているほどと聞いた」と話した。

警察はあんま施術所の真の事業主が誰なのかに対しても捜査を継続する方針だ。警察は 「視覚障害者だけがあんま施術所を運営できるようにしている法規上、事業主が視覚障害者の社長を前面に出し営業をしていた可能性がある」として「2年間にわたり社長として登録されていたシン氏とチェ氏の通話内訳を確認するなど捜査を通じて性売買店舗を運営していた背後を明らかにすることに注力する計画」と明らかにした。

イム・ジソン、キム・ジフン記者 sun21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/475206.html 訳J.S