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‘盧武鉉の故郷’で…言葉を失ったユ・シミン

登録:2011-04-28 09:40

原文入力:2011-04-28午前08:25:34(1401字)
金海乙 大逆転負けで大統領選挙レースにも負担

イ・ジウン記者、チェ・サンウォン記者

←ユ・シミン国民参与党代表が27日夕、慶南、金海市、長有面のイ・ポンス候補事務室で選挙開票状況を見守り残念がっている。 金海/イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

全て失った。ユ・シミン国民参与党代表が27日、慶南金海乙の国会議員補欠選挙敗北で大きな打撃を受けることになった。紆余曲折の末、参与党候補を野党圏単一候補として前面に掲げたが、‘盧武鉉の故郷’をハンナラ党に渡したためだ。

ユ代表はこの日、金海市、長有面のイ・ポンス参与党候補の選挙事務所で開票状況を見守り夜10時30分頃、1000票以上に票差が広がるや黙って選挙事務所を去った。 彼は夜12時30分、ツイッターに「本当にありがとうございます。あまりにも申し訳ありません。私が大きな罪を犯しました」という文を載せた。

ユ代表が被った傷は深いと見える。院内に進入し来年総選挙・大統領選挙を控えて野党圏連帯交渉で発言権を高めようとしていた計画が相当部分で支障をきたすことになった。参与党核心関係者は「参与党の存立基盤まで揺らぎかねない」と憂慮した。別の関係者は「民主党からの統合への荒々しい要求に直面することになりそうだ」と話した。

大統領候補としての歩みにも赤信号が点った。特にソン・ハクキュ民主党代表が京畿道、城南、盆唐乙で当選したことにより、ユ代表の立場が狭くなる可能性が少なくない。本人が候補に出た訳ではないが、今回の敗北は民主党との選挙戦で勝ち、本戦でハンナラ党候補に負けた昨年の6・2地方選挙京畿知事選挙を想起させる。ユ代表の弱点として議論される‘外縁拡大否定論’がより大きくなる可能性があるということだ。親盧グループ分裂に対する責任論にも直面するものと見える。

金海乙の選挙結果は野党圏には意外な大逆転負けだ。盧武鉉前大統領の私邸がある金海乙地域はチェ・チョルグク前民主党議員が再選するなど、野党勢力が強いところだ。参与党では「民主党との選挙戦で勝った時、51%は当選したも同じこと」という話が出るほどだった。

しかし、野党圏連帯交渉過程でポンハ財団キム・ギョンス事務局長が出馬せず、親盧グループが分かれ、参与党と民主党が互いに「私が親盧適者」として争う姿を見せたことが有権者に否定的に作用したと見られる。選挙がユ・シミン対ハンナラ党構図で進行される中で、イ・ポンス参与党候補が華麗な履歴を持つ キム・テホ ハンナラ党候補に比べ注目されなかったことも敗因と見える。キム候補の人物論が受け入れられながら、‘盧武鉉’を前面に出した参与党の戦略が失敗に帰したわけだ。

勝負は長有面で分かれた。農村地域で脆弱だったイ候補側は金海乙有権者全体の39.8%(8万3891人)を占め30~40代の有権者が60%を越えるこちらを集中攻略したが、長有面でもキム候補が勝ったことによりキム候補の勝利で終わった。 イ・ジウン、昌原/チェ・サンウォン記者 jieuny@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/475315.html 訳J.S