原文入力:2011-04-24午後08:24:57(1087字)
ク・ポングォン記者
‘秘密主義’対‘公開主義’
最近スマートフォン使用者の位置情報がこっそり記録され伝送されていた事実が明らかになり、揃ってプライバシーを侵害したという非難を受けたアップルとグーグルが互いに異なる対応方式を示し注目を集めている。それぞれ‘閉鎖主義’と‘開放性’を特徴とする両社の組織文化差異が‘危機コミュニケーション’においても、そのまま現れたということだ。
グーグルは去る22日(現地時間)マイク ネルソン スポークスマンを通じて「アンドロイド フォンから使用者位置情報が伝送されてきたが、これを匿名化し使用者の同意を受けている場合にのみ収集した」と公式に明らかにした。去る20日、2人の英国人プログラマーが米国、サンフランシスコで開かれたある技術会議で昨年6月以後アップルがアイフォン使用者の膨大な位置情報を暗号化しないまま保存してきたという事実を公開したのに続き、翌日にはグーグルもやはり使用者位置情報を伝送されていたという指摘が出た翌日のことだ。
それとは異なり、アップルは4日を過ぎても何の反応も見せないまま事実上‘知らぬフリ’で一貫している。最初に問題を提起した英国人プログラマーたちと主要マスコミは位置情報ファイルの保存に関し、アップルに即刻解明を要求したが何の返事も受けられていない状態だ。同社が外部の声に口を堅く閉ざしているためだ。
その結果、アップルに向けて新しい疑惑が列をなしている。米国の情報技術専門紙<CNet>は去る22日(現地時間)捜査機関が昨年からiPhoneとiPadの位置情報を犯罪捜査にすでに活用していたと報道した。カテナポレンシクという会社がiPhoneの位置情報を抽出し犯罪捜査に活用できるようにするソフトウェア‘ランタン2’を開発し、すでに連邦警察と州警察が使っているということだ。こうした中、米国議会議員たちはスティーブ・ジョブス アップル最高経営者(CEO)に手紙を送り、iPhoneが使用者位置情報を収集した理由について直接解明することを要求した。我が国の放送通信委員会ネットワーク政策局関係者もやはり24日、iPhone位置情報保存と関連してアップルコリア側に解明を要請したと明らかにした。 ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr