原文入力:2011-04-21午前08:13:34(1341字)
洛丹堰工事の時 専門家の承認ない安全性資料出す…監理団も‘曖昧に’受理
施工企業 "工期短縮のため" 弁明
パク・ジュヒ記者
去る16日、洛東江4大河川事業現場で労働者2人が亡くなった事故は工事期間を短縮するために施工業者が核心安全構造物に対する技術検討をきちんとしないまま工事を行った結果 起きたことが明らかになった。監理団も施工業者が出した安全性検証資料が粗雑だという点を知りながらも、それを根拠に検討意見を出してあげ事実上不良工事を放置したという指摘が出ている。
20日<ハンギョレ>が入手した慶北義城郡、丹密面、洛東江32工区の洛丹堰建設工事現場監理団○社‘監理日誌’によれば、監理団は施工業者である斗山建設(株)に小水力発電所のスラブ屋根を支える‘支持台’の安全性を検証するための資料である構造計算書を提出するよう公文書と口頭で何度も要求した。去る5日と11日の監理日誌には「支柱木構造計算書を提出することを現場代理人に指示す」と記録されており、8日には‘支柱木構造計算書提出’を要求する公文書を作成し発送したと記録されている。‘支柱木’はコンクリートを注ぐ工事をする間に床からスラブ屋根を支える作業支持台を示す。15日夕方からコンクリート打ち作業がなされたこのスラブ屋根は16日昼に崩れ、点検するために屋根に上がっていた斗山建設職員など労働者2人がコンクリートの山とともに落ちて亡くなった。
監理団関係者は「何度も督促したあげく施工者が去る12日に構造計算書を提出したが、構造技術士が検討せずにコンピュータ プログラムで計算した値だけだった」と話した。支柱木は核心的な安全構造物であるため施工業者が構造技術士に任せ作成した構造計算書を監理団に出せば監理団がこれをまた所属の構造技術士に任せ‘構造技術検討’を終えた後に工事を始めなければならない。
しかし施工者が構造技術士の最終確認を受けていない構造計算書を出し、監理団はこれを土台に去る15日に施工業者に‘一部補強が必要だ’という意見書を送った。意見書を受け取った15日、施工業者が今月末に予定していたコンクリート打ち工事を操り上げ開始した。
斗山建設はまた小水力発電所の電力線などを連結する通路(共同抗)も設計図には現場で模型を作り施工するようになっていたにも関わらず、外部業者に任せて製作したものを持ってきて設置した。
これに対し、斗山建設現場関係者は「去る15日、監理団から構造検討意見書を受け取り、コンクリート打ち工事を始めたので問題ない」と解明した。この関係者は「共同抗は工事期間を短縮するために外部で製作したが、設置する時は発注処である韓国水資源公社に報告した」として「9月に(洛丹堰に)水を貯めるには6月までに基本施設を全て完工しなければならないので、工事期間を短縮する方法をとるしかなかった」と話した。
義城/パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr
原文: 訳J.S