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李承晩(イ・スンマン) 遺族、51年ぶりに "4・19犠牲者に謝る"

登録:2011-04-18 08:16

原文入力:2011-04-17午後09:36:23(1119字)
記念事業会、明日 水踰里(スユリ)墓地 参拝・声明発表
4月革命会 "李承晩 再浮上の下心…受け入れられない"

ソンチェ・ギョンファ記者

←1960年4・19革命日誌

李承晩前大統領の遺族が4・19革命当時、警察の銃弾に当たり亡くなった学生の遺族に初めて公式謝罪する。
社団法人‘建国大統領 李承晩博士 記念事業会’は来る19日午前9時、ソウル、水踰里4・19墓地を参拝し、4・19革命当時 不正選挙に抵抗し亡くなった遺族に謝罪する声明を発表すると17日 明らかにした。イ前大統領の養子であるイ・インス博士はこの日 共に参拝し謝罪声明を朗読する予定だ。

記念事業会は声明書で「去る半世紀間、大韓民国は当時 学生たちが流した血の代価として政治的に世界のどの先進国にも劣らない民主化を成し遂げた」として「当時政府の誤りにより犠牲になった学生たちとその遺族たちに頭を下げ弔意を表し、今後 当時の誤りを反面教師として国家発展に尽くす」と明らかにした。

記念事業会とイ前大統領の遺族が4・19墓地に参拝し謝罪声明を発表するのは4・19革命が起きた1960年以後 51年ぶり初めてだ。4・19犠牲者遺族たちは記念事業会側に一貫して謝罪を要求してきたが、この間 事業会の内部意見が分かれ実現されなかった。イ博士は「イ前大統領と4・19に対する反発が激しかった時期にはお互い理解と和解が難しいと考えた」として「半世紀が流れた今、遺族に慰労を伝えられ4・19精神を共に確認する時になったと見る」と謝罪の理由を伝えた。

しかしイ博士は4・19革命が起きた原因をイ前大統領が提供したという歴史的見解に対しては同意しなかった。彼は「当時、イ前大統領は4・19の火種となった3・15不正選挙に関し全く知らずにいたが、200人近いデモ隊が射殺された事態に国家最高指導者として責任を負い退いた」として「李承晩前大統領は下野後にも4・19を思い出しては‘私に向けられた銃弾に学生たちが当たった’として涙を流された」と話した。

これに対して4月革命会チョン・ドンイク常任議長は 「過去の誤りを認めようとする真正性が伺えない」として「李承晩再浮上に便乗した軽薄な計算の中から出てきた謝罪として受け入れられない」と話した。

ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/473458.html 訳J.S