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韓-米、昨年‘韓国型MD’約定 締結

登録:2011-04-17 07:28
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/473323.html

原文入力:2011-04-15午後10:17:32(1233字)
韓国 "米主導MD参加ではない" …米 "韓国と両者協力議論"
* MD:ミサイル防御

イ・スニョク記者、クォン・テホ記者

韓国と米国がミサイル防御(MD)協力と関連した議論を進行していると両国官吏たちが明らかにした。政府は効果的な韓国型ミサイル防御(KAMD)構築のための議論であるだけとし線を引いたが、結局 米国が主導する弾道ミサイル防御(BMD)参加に進む手順ではないかという展望が提起されている。

ブラッドリー ロバート米国国防部核・ミサイル防御政策担当副次官補は13日(現地時間)開かれた上院軍事委小委員会聴聞会で「韓国と両者的なミサイル防御協力問題を議論している」とし「未来の弾道ミサイル防御プログラムの有用性に対し韓国が決定を下せるよう両国が要求分析ができる約定に最近署名した」と伝えた。パトリック オライリー国防部ミサイル防御局(MDA)局長もこの日聴聞会で「現在20ヶ以上の国々とミサイル防御プロジェクトや研究、分析をしている」として協力が進行している国の中の一つとして韓国を紹介した。

こういう発言が外信を通じて報道されるや国防部も15日「韓国国防研究院(KIDA)と米国国防部ミサイル防御局が昨年9月、効果的な韓国型ミサイル防御構築と運用のための共同研究約定(TOR)を締結した」とし「今月13~14日の両日、米国、ワシントンで実務者が参加した中で最初の計画分析実務グループ(PAWG)会議が開かれた」と明らかにした。キム・ミンソク国防部スポークスマンは「今後3~4回の会議が開かれる展望」としつつ「米国主導のBMDに参加するという意ではなく、当局者間でそのような議論が行き来することもなかった」と明らかにした。

だが、韓国政府が推進中の韓国型ミサイル防御計画がまともに運用されるためには北韓ミサイル発射を探知するミサイル早期警報システムと指揮統制体制は米国に依存せざるをえない。したがって、どんな形態であれ連係になるほかはなく、結局 政府説明とは異なり米国の弾道ミサイル防御体系の下位パートナーとして参加することになるのではないかという憂慮が出ている。

イ・スニョク記者、ワシントン/クォン・テホ特派員 hyuk@hani.co.kr

※韓国型ミサイル防御体系(KAMD):北韓の短中距離ミサイル威嚇に対抗し盧武鉉政府時期から導入議論が始まった韓半島オーダーメード型ミサイル防御システム。米国弾道ミサイル防御(BMD)が主に米国本土を威嚇する長距離高高度ミサイルに備えるためのものならば、KAMDは射程距離300~500km程度の北韓スカッドB、Cミサイルなどを念頭に置いた短距離低高度ミサイル防御計画だ。

原文: 訳J.S