原文入力:2011-04-13午後09:21:19(1399字)
最近出版された‘iリーダーシップ’で
"ハード・ソフトの統合に遅れ"
チョン・ユギョン記者
←ジェイ エリオット前アップル首席副社長
"三星が昔のソニーととても似ていると思う。iPodが出る前はウォークマンが最もよくできた携帯用ミュージック プレーヤーだったという事実を考えてみなさい。ソニーが押されたのは使用者のニーズに追いつけなかったためだ。" アップルの前職高位役員がアップルの成功の秘訣を扱った本で三星を批判した。ジェイ エリオット(写真)前アップル首席副社長は、最近出版された<iリーダーシップ>の韓国語版序文に‘三星のCEOたちに’という題名を付けた。1980年からアップルに20年間在職し、首席副社長まで歴任したジェイ エリオットは左利きのスティーブ・ジョブスが‘私の左腕’とまで呼び信任した人物だ。
彼は去る11日、韓国内で出版された<iリーダーシップ>の韓国語版序文で、アップルの製品が他のブランドとは異なり数多くの‘マニア’を持つことができた理由として "ハードウェアとソフトウェアの完全な統合" を挙げながら、三星はこの部分で遅れをとったと指摘した。彼は「今日、人々がモバイル市場を語る時、普通アップルとアンドロイドを指し示す。だが、アンドロイドはソフトウェアに過ぎない。この部門で三星とノキアに言及する人がいるか?」として、「最近、皆が開発に熱を上げている3次元(3D)TVを人々が本当に望むだろうか」とハードウェア開発に重点を置くことに対して懐疑的な見解を付け加えた。
彼は「三星がいくらハードウェアをうまく作ったとしても、消費者はそのコンピュータの中でマイクロソフト社のウィンドウズに出会うほかはない」として「ビスタのようであれば一層ぞっとする。OSとして(ウィンドウズ)ビスタを選択したコンピュータがどんな評価を受けたのかを見よ」と三星とマイクロソフトのウィンドウズを同時に批判した。
また、iPod・iPhone・iPad・Macコンピュータ・アップルTVなど、多様な製品が同じシステムで運用されることをアップルの長所に挙げ、そうではない三星の問題点も指摘した。彼は「同一のプラットホームは開発費用を節約する効果がある」として「アップルiPadの開発費用は三星が新型スマートフォンと新型tabletを開発するために支出したものに比べて、とても少なかった」と話した。彼はiTunes・APPなどを活用して開発者と使用者すべてをウィンウィンさせるアップルの生態系管理を紹介しつつ「三星のような企業は一時最高のIT企業だったIBMが生態系管理に失敗し、マイクロソフトとその他の模倣者などに市場を譲り渡してしまったということを鋭意注視しなければならない」と忠告した。
これに対して三星関係者は「三星は現在のアップルの最も大きな部品納品業者の一つなので、アップル関連発言は一切ノーコメントとすることで方針を定めている」と話した。
チョン・ユギョン記者 edge@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/472910.html 訳J.S