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一ヶ月かかって4→5→7…日本政府‘放射能深刻性’隠蔽疑惑

登録:2011-04-13 09:59

原文入力:2011-04-12午後10:59:40(1458字)
日本 原電事故‘最高等級’
"流出量3万~11万テラペクレル" マスコミ報道するや‘後手’対応
避難地域 拡大不可避…グリーンピース "情けないほど遅い"

チョン・ナムグ記者

←僧侶、自衛隊員、消防署員たちが大地震発生一ヶ月をむかえた11日、宮城県、名取市の‘日和山’に上がり黙祷している。この人工の丘は昔から漁師たちが海に出て操業しても安全かを調べるために登った所だ。名取/読売新聞APニューシス

日本原電事故 非常
日本政府が12日、福島第1原子力発電所事故等級を国際原子力事故等級(INES)の中で最高の‘7等級’(大型事故)に遅ればせながら上げたことに対し、後手対応という批判が溢れている。あまりに遅いということだ。

日本政府は福島第1原子力発電所放射能流出事故の初期に事故等級を4に設定した。1999年9月茨城県東海村のウラニウム燃料加工会社で核燃料を加工している間にウラニウム溶液が臨界状態に達し作業員2人が亡くなり、667人が被爆した事故と同じ水準と評価したのだ。

だが、国際社会では原子力発電所事故発生の数日後から、米国スリーマイル島原子力発電所事故よりすでに深刻化しているという指摘が流れ出ていた。フランス原子力発電所当局が3月14日、福島原子力発電所の事故等級は5に達し、状況がさらに悪くなるならば6に該当するという見解を明らかにしたのが代表的だ。

実際、原子力発電所の状況はますます悪化した。1,3号機で水素爆発が起き、3月15日には2号機の圧力制御室が破損し原子力発電所外部の放射能流出が最高潮に達した。それでも日本政府は3月18日、事故等級を5に一段階上げるのに留まった。

事故等級の一段階の差異は放射能流出量では10倍の差異だ。日本政府が一歩遅れて事故等級を7等級に上げたのは、放射能流出量が5等級の時より100倍多いということを認めたという意味になる。日本政府は<朝日新聞>が去る9日、原子力安全保安院の発表を引用し 「3月12日から24日までの間に1~3号機原子炉から洩れた放射能物質の量を3万~11万テラペクレルと推定している」と報道するまで、流出量推定値を一度も明らかにしなかった。

日本政府の遅れた措置は原子力発電所周辺住民避難地域の拡大が不可避になったためと解説される。日本政府は11日、その間 屋内待避を指示してきた原子力発電所半径20~30km地域の大部分を‘緊急時避難準備区域’に指定し、30kmの外側にある飯舘村、川俣町、葛尾村は一ヶ月以内に組織的に住民を避難させることにした。

環境団体グリーンピース ドイツ支部の気候エネルギー分野責任者であるトーマス プロイアは 「グリーンピースは3週前から7等級に上げることを要求してきたが、情けないほどに措置が遅い」として「原子力発電所の半径20km外に居住している妊産婦と子供、原子力発電所事故の影響を受ける住民のための保護措置を強化しなさい」と促したと<AFP>通信は伝えた。枝野幸男 官房長官はこの日、原子力発電所事故が深刻な局面に達することになったことに対し近隣住民と国際社会に謝った。 東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/472664.html 訳J.S