原文入力:2011-04-10午後10:30:47(1002字)
10日午後4時頃 自宅にて遺体で発見
遺書に自殺したカイスト学生たちに対する言及はなし
チョン・ジンシク記者
カイスト(KAIST・韓国科学技術院)教授が自宅で首を括り遺体で発見された。 最近在学生4名が相次ぎ自ら命を絶ったのに続き、教授までが自殺し衝撃に包まれている。
10日午後4時頃、大田儒城区のあるアパート15階に住むパク・某(53)カイスト教授が自身のアパートの台所ガス配管に包帯で首を括り遺体で発見された。警察は「亡くなったパク教授が妻に‘子供たちを頼む。カイストにも申し訳ない’という内容の遺書3枚を残した」とし「最近、相次いで自殺したカイスト学生たちと関連した内容は遺書にはない」と明らかにした。
カイスト側はこの日 報道資料を出し「最近、教科部が通知してきた‘総合監査結果処分要求’に含まれていた研究人件費など関連懲戒および告発方針を伝え聞き悩んでいたと理解している」と明らかにした。カイストのある教授は「教科部が2ヶ月前からカイストに対する監査を始め、教授らに出張費などに関する書類を出すように言った」とし「パク教授がこの過程で問題が一部発生し心理的圧迫を受けていた」と話した。
パク教授は1996年カイストに教授として赴任し2007年永年職(終身教授)審査を通過し、生体高分子を使う薬物伝達と遺伝子治療、組織工学分野で著名な学者と学校側は明らかにした。パク教授は優れた研究業績が認められ昨年最優秀教授に選ばれ、今年の仕事初め式では‘今年のカイスト人賞’も受けた。
教科部関係者は「2ヶ月程前、研究費などカイスト機関運営全般に関し総合監査をしたことがある」として「しかしパク教授に何らかの疑惑点が捕捉されたかについては確認することができない」と話した。
カイストでは去る1月、1学年のチョ・某(19)氏が低調な成績などを悲観し自殺するなど、今年に入って学生4人が自ら命を絶ち、ソ・ナムピョ カイスト総長の‘競争中心学校運営’に対する批判が大きくなっている。
大田/チョン・ジンシク記者 seek16@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/472318.html 訳J.S