原文入力:2009-02-17午後11:26:08
支持率 追加下落 不可避
‘麻生引き下ろし ’表面化
キム・トヒョン記者
中川 日本財務相
麻生太郎日本内閣が再び決定打を打たれた。内閣の核心人物である中川昭一財務相が記者会見で醜態を見せ辞任することになり、内閣支持率急落に油を注いだ。自民党内の‘麻生引き下ろし’の動きが表面化するものと見られる。
中川財務省(写真)は17日記者会見で「予算関連法案が国会で通過した後に辞任する」と明らかにした。彼は去る14日イタリア,ローマで開かれた主要7ヶ国(G7)財務長官・中央銀行総裁連席会議閉幕の後、記者会見で酒に酔っ払ったように質問にまともに返事できなくでたらめに話して国際的恥をかいた。中川は当初「風邪の気配があって風邪薬を普段より2倍ほど飲んだせい」として疑惑を否認したが沸き立つ非難世論の前に辞退した。
彼は辞意表明記者会見では自身の‘夢うつつ記者会見’に対して、「腰(の痛み),風邪,疲労がとても重なったという診断を受けた」として「国民の皆様と総理,国会をはじめとして関係者たちに多大なご迷惑をかけて申し訳ない」と話した。
中川の辞意表明で麻生総理は予算案の国会通過後、党内の‘麻生退陣’の動きに苦しめられる可能性が高くなった。‘早期自民党総裁選挙-早期総選挙’シナリオが現実化することも考えられる。民主党は彼が席に残っている限り、問責決議案を参議院に提出して通過させるという方針だ。アソ総理は当初「健康管理を確実にして職務に専念するように願う」として中川を解任する意向がないことを明らかにしたが、予算案審議通過が憂慮されるや辞退側で整理したと見られる。
昨年9月総裁選挙で麻生推戴を先導した中川は1998年発足した自民党内右派議員集い‘日本の将来と歴史教育を考える若い議員らの集い’の初代会長を歴任し歴史教科書を右派史観に立って修正するための先頭に立った。
東京/キム・トヒョン特派員aip209@hani.co.kr