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2000人 選抜した国民銀行、正規職転換は'0'…銀行圏 'インターン残酷史'

登録:2011-04-06 11:23

原文入力:2011-04-06午前10:56:33(1123字)
224人選抜した産業銀行も3人だけを採用

チョン・ヒョクチュン記者

銀行圏、インターン→正規職転換‘狭き門’

銀行がグローバル金融危機以後、青年失業問題に対処するとしてインターン社員の採用を増やしたが、インターンの正規職転換には消極的であることが分かった。その上、今年は一部銀行がインターン採用規模を減らしたり採用計画さえ決められずにいる。

国民銀行は昨年 2000人のインターン社員を選抜したが、その内 正規職に転換された事例は殆どなかった。国民銀行関係者は「最近3200人余りが大規模希望退職をするほどなので、インターンを正規職として採用するのは容易でなかった」と話した。産業銀行は昨年3回にかけて224人をインターン社員として採用したが、3人だけを正規職に切り替えた。ハナ銀行は2009年に53人のインターンを正規職で切り替えたが、昨年は2人の切り替えに終わった。

新韓銀行は昨年に続き今年もインターン社員を選抜しない。ハナ銀行は2009年506人をインターンとして採用したが昨年は23人へ大きく採用規模を減らした。輸出入銀行は昨年、障害者を含め102人のインターンを採用したが今年は90人のインターン採用を計画している。国民銀行はまだインターン採用計画を確定できない状態だ。

それでも企業銀行とウリ銀行がインターンの正規職転換に相対的には積極的な方だ。企業銀行は昨年400人の正規職を選抜する中で 71人をインターン経験者で満たした。企業銀行は今年の上・下半期に各々200人ずつ計400人をインターンとして採用し、合格人員の20%をインターン出身の中から選ぶことにした。

ウリ銀行も昨年 正規職300人を採用し、その内 60人をインターンの中から選んだ。ウリ銀行は今年 下半期の正規職採用人員の30%内外をインターンの中から採用する計画だ。ウリ銀行関係者は 「優秀な人材がたくさん志願して自然に正規職として採用することになった」と話した。

チョン・ソンイン弘益大教授(経済学)は「一部の銀行が人件費を節約するために大学卒業生の代わりにインターンを使う場合があり、これは青年失業解消に役立たない」として「インターン制導入趣旨に合うようインターンの一定比率を正規職として採用しなければならない」と話した。

チョン・ヒョクチュン記者 june@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/471591.html 訳J.S