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誘致賛成 96.9% と言っていたが…三陟住民‘原子力発電所 反対’多数派

登録:2011-03-30 10:10

原文入力:2011-03-30午前09:53:36(954字)
専門機関の世論調査で 反対45% 賛成41% "住民支持に根拠なし"

チョン・インファン記者

←江原地域 原子力発電所誘致世論調査

日本、福島原子力発電所が深刻な危機を迎えている中で江原、三陟地域住民の内 原子力発電所誘致に反対する側が賛成側より多いという世論調査結果が出た。三陟市はこの間 原子力発電所誘致賛成署名運動の結果を根拠に、住民の96.9%が賛成していると主張しており論難がおきるものと見られる。
民主労働党江原道党は29日、世論調査専門機関 社会動向研究所に委託し24~25日の2日間にわたり世論調査をしたところ、三陟地域回答者の45.6%が‘原子力発電所誘致に反対する’と答えたと明らかにした。‘賛成する’という応答は41.1%だった。

江原道全体についてみれば、‘原子力発電所誘致に賛成する’(39.5%)という応答が‘反対する’(35.7%)という応答より3.8%高く現れた。地域別に見ると江陵と春川では賛成するという意見が各々2.2%と0.7%ずつ誤差範囲内で反対意見を上回ったが、原州では反対意見(43.7%)が賛成意見(35.7%)より8%高く出てきた。今回の調査は満19才以上の江原道民1231人を相手に実施され、標本誤差は95%信頼水準,±2.8%だ。

先立って三陟市は去る9日に開かれた‘原子力発電所誘致のための汎市民決意大会’で、先月21日から今月6日まで原子力産業誘致協議会が三陟市民を対象に実施した誘致賛成署名運動に住民の96.9%が参加したと明らかにした経緯がある。

ペ・ヨンギル民主労働党江原道党委員長は「この間、三陟市が原子力発電所誘致の最も大きな根拠として前面に掲げた‘住民の96.9%が賛成’主張の虚構性が世論調査結果で明確にあらわれた」として「三陟市は住民世論を集約し直ちに核発電所事業を中断しなければならないだろう」と話した。

チョン・インファン記者 inhwan@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/470576.html 訳J.S