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進歩陣営統合‘急制動’チョ・スンス 指導力に大きい打撃

登録:2011-03-29 11:31

原文入力:2011-03-29午前08:26:30(1586字)
新進歩政党 推進委も支障
復帰を夢見たノ・フェチャン 立場狭まる模様

イ・セヨン記者

←チョ・スンス議員

進歩新党党大会‘後暴風’

‘内傷’が深いのは進歩新党も、民主労働党も同じように見えた。両党共に前日の進歩新党党大会(代議員大会)が‘独自派の完勝’に終わるとは予想できなかったように見えた。後暴風は予想外に荒かった。28日午前に開かれた進歩新党代表団会議で参席者の多数は「党大会決定が常軌を逸した」として当惑感を隠せなかった。同じ時間、民主労働党最高委員会も重い雰囲気の中で進められた。ある参席者は「何か言及すること自体が負担な状況だった」と伝えた。

最も打撃を受けた側は最近‘独自派’から‘統合派’に旋回したチョ・スンス進歩新党代表だ。彼は‘上半期内に統合議論を終えよう’という自身の提案が党大会で事実上拒否されたことにより指導力に大きな傷を受ける結果になった。ある側近は「去就問題を含め真剣に悩んでいるようだ」と話した。場合によっては進歩陣営の統合議論自体が見通せなくなる可能性もある。

直ちに今月中に終えなければならない‘新進歩政党建設のための推進委員会’人選も支障が予想される。当初、チョ代表は民主労働党との統合に積極的なノ・フェチャン前代表を委員長に任命し、統合議論に速度をあげるという構想だった。だが、代表が指名した委員長を党全国委員会が承認することにする修正案が党大会で可決されたことにより、チョ代表は自身の構想を実行する有力なテコを失うことになった。

新しい進歩政党推進委員長を引き受け、政治の前面に復帰しようとしていたノ前代表も立場が不安定になった。最悪の状況はチョ代表が‘ノ・フェチャン任命案’を全国委に上げ、それが否決されるケースだ。ノ前代表に対する組織的拒否であり、チョ代表に対する不信任と解釈されうる状況だ。統合派に分類される党のある関係者は「現時点では民主労働党との統合の種火を消さないことが重要だ」とし「独自派の拒否感が減る人士を委員長に選任し、中立派を相手に持続的な説得作業を始めるほかはないだろう」と話した。

‘日曜日の反乱’を招いた要因としては統合に対する上下の温度差を克服できなかった点が挙げられる。分党過程で生じた脱党派党員たちの‘トラウマ’(傷)が癒えていない状況で、チョ代表の‘早期統合’呼び掛けが‘民主労働党投降論’と受けとめられ独自派の組織的行動を触発したということだ。ある核心党役員は「進歩新党の幹部党員を構成する30・40代脱党派らにとって、北韓3代世襲と核問題は民主主義と生態主義の根本価値を威嚇する問題として受けとめられている」とし「民主労働党が前向きな態度を見せないならば、この問題は今後も統合議論の障害物として作用する可能性が高い」と話した。

統合論を主導する‘議員級’名望家に対する党員たちの不信も障害物だ。ある当局者は「前・現職議員らが党と進歩勢力の発展よりは国会議員再選や連立政府入閣のような個人の栄達に関心があるのではないかとの党員たちの疑いが統合論に対する拒否感を拡大しているのも事実」と話した。

一部では民主労働党との統合努力が壁にぶつかる場合‘再分党’という極端状況に駆け上がることもありうるという憂慮も出ている。だが、現在では現実化の可能性は低いというのが大半の意見だ。その場合、残留派と脱党派の全てが‘常習分党勢力’という汚名を甘受しなければならないためだ。
イ・セヨン記者 monad@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/470321.html 訳J.S