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NAVER、人気検索語 任意削除…信頼性 動揺

登録:2011-03-29 07:59
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/470248.html

原文入力:2011-03-28午後06:11:40(2009字)
‘当事者要請 受け入れ’説明したが一歩遅れて‘失敗’弁明
世論形成に強大な影響…人為的介入 疑惑の視線

ク・ポングォン記者

 #去る22日、検索ポータル NAVERは最初の画面に露出する人気検索語(リアルタイム急上昇検索語)目録からある現役議員の名前を除いた。ネイバーはこの日、当事者の要請のためにリアルタイム人気検索語から削除したと説明した。これとは異なり該当議員室関係者は「名誉毀損内容のあるブログなどへの掲示文に対し削除要請はしたが、人気検索語の除外要請はしなかった」と明らかにした。翌日、一部言論の報道で‘人気検索語任意削除’事実が知らされ、NAVERは法務担当副社長がブログお知らせを通じ「当事者の検索語除外要請を誤認して起きたこと」と弁明に出た。それでもこういう弁明内容は人気検索語からこの議員の名前が削除されたか否かと、万一削除されたとすればその時刻はいつからだったのか、などに対しては何の情報も提供しなかった。

 国内ポータルの代表的サービスに位置する‘リアルタイム人気検索語’選定の信頼性に疑問が提起されている。ポータルの人気検索語サービスは、利用者が入力する検索語をリアルタイムで分析し検索需要が多い順に画面に露出させるサービスであり、検索利用者の関心事を計れる手段だ。人気検索語はすべてのポータルで最初の画面に露出しており、相当数のポータル訪問者がその日その日のイシューを検索する核心経路になってもいる。現在、国内最大のポータルであるNAVERの一日訪問客は数1700万人にのぼっており、リアルタイム人気検索語の影響力は非常に大きいと言える。

 この間もポータルサイトが人気検索語選定に人為的に介入しているのではないかとの疑いはたびたび提起されたことがある。これに対してポータルらは固有のアルゴリズムにより機械的に集計するだけで、操作や介入は決してありえないと対抗した。だが、現役議員が名誉毀損を理由に掲示文と関連検索語削除を要請し処理する過程で、ポータル別に人気検索語の運用に相当な差があるという事実が新たに明らかになった。DAUMは関連検索語削除要請を受ければこれを受け入れたが、人気検索語には手を付けなかった。DAUMコミュニケーションのある関係者は「人気検索語は利用者の関心を示す情報なので手をつけないことが原則」とし「わいせつ物のように排除に対する社会的合意がある場合を除いては、いかなる場合にも編集しない」 と明らかにした。NATEを運営するSKコミュニケーションズ関係者も「人気検索語は使用者の検索語入力を基盤とした機械的サービスなので手をつけないのが原則」と明らかにした。

 今回の事件を契機にNAVERがメディアとしての影響力を行使するにあたって任意的な定規を振り回しているという声が高い。この間、NAVERが主張してきたこととは異なり、ポータル運営業者によって特定キーワードが任意的に検索から排除され、有力要人の釈然としない削除要請が受け入れられるだけでなく削除有無と時刻さえ透明に公開されないという事実が明らかになったためだ。特に今回NAVERが名誉毀損を理由に特定人が削除を要請した場合、リアルタイム人気検索語から削除することができると明らかにしたことは少なからぬ波紋を呼びかねない内容だ。各種疑惑を受け人気検索語に上がった有力要人が‘名誉毀損’を口実に削除要請を乱発できる道を開いてあげたためだ。

 このために人気検索語を土台にしたポータルの世論形成機能を再度真剣に検討してみなければならないという指摘も出ている。チョン・ビョングク検索エンジンマスター代表は「検索エンジンは言論の議題設定機能を持っていなかったが、リアルタイム検索語を通じ人々の関心を見せることにより世論形成機能を遂行することになった」と話した。チョン代表は「人気検索語が持つ力のために外部圧力を受ける素地がある」として「人気検索語に上がった人の名前について肯定的検索か、名誉毀損性検索かをポータルが判断するということは話にならない」と付け加えた。

人気検索語を主要サービスとして掲げる現象は国内ポータルのみに主に現れる独特の現象だ。ある検索業者関係者は「国内ポータルで人気検索語が全体検索質問に寄与する比重は約20%内外と非常に高い」として「情報を探そうとする検索需要から見れば当初の検索意図を邪魔する機能もするが、利用者が好むサービスなので前進配置している」と明らかにした。 ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr

原文: 訳J.S