原文入力:2011-03-20午後09:51:41(1157字)
‘超過利益共有制’論難 余波
同伴成長委員長職 辞退意志
大統領府、不満 表出
イ・ジウン記者、イ・スニョク記者
←チョン・ウンチャン
チョン・ウンチャン(写真)前国務総理が自身が推進している利益共有制に対する政府側の拒否感を理由に、同伴成長委員長職を退く意向を明らかにした。 これに対し大統領府側もチョン前総理の行動を批判して出て、チョン前総理問題が与党内葛藤に広がる兆しを見せている。
チョン前総理は去る19日付<朝鮮日報>および<連合ニュース>とのインタビューで「同伴成長委員長職を辞めることを検討している」と話した。チョン前総理は自身の超過利益共有制構想を批判したチェ・チュンギョン知識経済部長官に向かい「主務部署の長官が荒々しく批判しており残念だ。私に仕事をするなということではないか」と明らかにした。
チョン前総理と近いある人は20日「以前から何度も政府側に同伴成長委の予算と人員問題に関し意見を出したが(知経部側が)特別な反応を見せなかったと理解している」として、辞退検討発言が‘その場だけ’のものではないということを表わした。超過利益共有制に対する政府・与党と財閥の否定的気流に対しチョン前総理が「李明博政府の同伴成長意志を疑わざるを得ない」としてより強力に反発したが、特別な動きを見せないため辞退の思いに達したという話だ。 大企業と中小企業間の協力のための同伴成長委員会は、李明博大統領の全面的な支持の下で昨年12月に民間機構としてスタートした。
大統領府は不満を表わした。大統領府関係者は20日<連合ニュース>との通話で「超過利益共有制に対する論議は内部的にいくらでも調整が可能な問題なのに、国務総理まで務めた方として論難を起こす公開的な問題提起方式を選んだことが多少意外」として「望ましいとは言えない」と話した。
チョン前総理は京畿城南,盆唐乙区補欠選挙と関連しても去る18日、済州で記者らに「明確に(出馬)しないと言った」と話した。
大統領府をはじめとする与党核心部から確実な‘支援射撃’なしに背中だけ強く押しながら党内反発ばかりが大きくなっていることに対する不満が不出馬の決心につながったと見られる。これに伴い、政界の一部では与党の潜在的大統領候補であるチョン前総理が現政権と対立点を明らかにしながら‘一人立ち’を試みるのではないかという解釈も出ている。
イ・ジウン、イ・スニョク記者 jieuny@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/468962.html 訳J.S