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学校のあちこちにゴミの山 "その方々の空席、とても大きい"

登録:2011-03-21 10:58

原文入力:2011-03-20午後08:55:18(1460字)
清掃労働者がストライキ中の大学へ行ってみると、
ごみ箱はあふれ 便器は詰まり
講義室 机も床も乱雑
学生たち "学校が解決に乗り出すべき"

ファン・チュンファ記者

去る18日昼12時頃、延世大経営大本館B121講義室。床と机にミネラルウォーターのボトルやコーヒーカップ、ティッシュと飴の包み紙などが散乱していた。講義室に入ってきたある学生が机の上ののりまきの包装紙と割り箸をヒジで押し退け床に落とし席に座った。講義室外の掲示板下には剥がれたポスターが転がっていた。トイレの前を通り過ぎたある教授も、コーヒーカップが転がり落ちるかと用心深くゴミの山の上に紙コップをのせた。同じ時刻、学生会館3階ごみ箱の前もやはりケチャップがこびりついたピザ箱が塔を作っていたし、トイレのごみ箱はこれ以上はチリ紙を入れられず溢れていた。

延世大と梨花女子大、高麗大清掃労働者860人余りが‘生活賃金’を要求してストライキを始め5日目のこの日昼、見て回った延世大の廊下と講義室、トイレのあちこちには片づけられないゴミが汚らしく散らばっていた。延世大清掃労働者たちは学生たちの被害を減らすため時間を定めて部分ストを行っている。だが、始業後 学生たちがあふれる3月のキャンパスでは清掃労働者らの空席がそっくり見て取れた。キム・某(20・新素材工学2)氏は「便器も詰まり女子トイレはとても汚い」として「学校がどうかはやく問題解決に出て欲しい」と話した。

ゴミが散らばる講義室とは違い、建物の外側と学生会館1・2階、本館などはきれいに整頓されていた。外部の人の出入りが多い所であり、明け方から職員たちが清掃をするためだ。学生会館の清掃を担当する関係者は「午前6時になれば学校の指示を受けた職員が出てきてゴミを片づけている」として「1階ロビーは学校の顔なので洗剤を利用して床まできれいに磨く」と明らかにした。

同日、梨花女子大梨花キャンパスセンター(ECC)もやはり学生たちで込み合っていたが、相対的にきれいな状態を維持していた。車に人間ほどの大きさのゴミ袋を2個ずつのせて運ぶ清掃労働者の姿も見えた。全国民主労働組合総連盟全国公共サービス労組ユ・アンナ組織次長は「梨花女子大は全面ストの代わりに部分ストと怠業を行っている」として「片づけが習慣化していて怠業をしてもほとんど差がない」と説明した。6年間、梨花女子大で仕事をしているというある清掃労働者は「水ふき掃除もせず50%程度だけ清掃しているがこの程度」として「普段は足が滑るほどピカピカに磨いている」と話した。また別の清掃労働者も「子供たちに何の罪があるか。女の子らが使うのに汚くしておくことはできない」と付け加えた。

高麗大キャンパスもやはり満杯になったゴミ袋があちこちに積まれていたりはしたが、トイレとごみ箱などはきれいだった。チェ・某(22・英語英文3)氏は「8日の全面ストライキの時は本当に学校内がめちゃくちゃだった」として「一度も清掃する方々に関心を持ったことがなかったが、見えない所で本当に多くの仕事をしていることが分かった」と話した。

ファン・チュンファ、キム・ジフン、オム・ジウォン記者 sflower@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/468969.html 訳J.S