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ヒョン・ビョンチョル人権委員長‘自分の姿’は見えない…

登録:2011-03-17 10:31

原文入力:2011-03-16午後10:39:13(1418字)
人権報道賞など相次ぐ受賞拒否に関連し担当職員 重懲戒推進
選定結果流出などが理由…跛行運営抗議に‘不敬罪’論難

ソン・ジュンヒョン記者

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国家人権委員会が毎年授賞する人権報道賞などの受賞者たちが昨年末 ヒョン・ビョンチョル委員長の人権委跛行運営に抗議し受賞を拒否したことと関連し、人権委が最近‘人権報道賞選定結果が言論にあらかじめ知らされた’という理由を挙げ担当職員を重懲戒しようとしており論難が起きている。

16日人権委と全国公務員労働組合人権委支部の話を総合すれば、人権委は人権親和的報道物発掘および授賞業務を担当する職員キム・某氏が‘誠実、品位維持義務などに違反した’として、18日に開かれる懲戒委員会に重懲戒を要求することにした。また、当時のキム氏の直属課長に対しては警告懲戒を要求する方針だ。

人権委はキム氏が委員長の決裁なしに報道物審査委員を選定し、‘人権親和的10大報道’選定結果も委員長の決裁前に言論に知らせた点などを懲戒理由として挙げたという。また、人権委は懲戒理由として‘キム氏が内部掲示板に虚偽事実が含まれた抗議文を書き、監査部署の調査にも応じないなど 品位維持義務に反した’という理由も挙げた。

だが、人権委が受賞拒否事態後3ヶ月ぶりに担当職員を懲戒しようとしていることについて人権委内外で‘報復性懲戒’という批判が出ている。

全公務員労組人権委支部は去る15日午後、内部掲示板にあげた声明書で「審査委員選定決裁過程で委員長をはじめとする決裁権者らはキム氏があげた報告書にいかなる問題も提起しなかった」として「言論に受賞内容が知らされたことも、キム氏が受賞拒否事態を防止するために記者たちに受賞意志を打診して起きたこと」と反論した。人権委支部は続けて「多くの職員が‘疎通’を訴えている状況で納得し難い理由で職員を重懲戒することは望ましくない」と付け加えた。

人権委内部では今回の懲戒を人権委の運営に問題提起した職員を手入れしようとしていると見る視角もある。キム氏が先月‘労組幹部として活動した職員の契約中断を撤回せよ’として1人示威に立ったことと関連して出されている言葉だ。全国89ヶの人権団体が参加する‘国家人権委 本来の場所をさがす共同行動’はこの日 声明を出し「(キム氏が)この間 人権委の誤った形態を積極的に批判してきたために重懲戒をしようとしているのではないかという疑問を感じる」とし「ヒョン・ビョンチョル委員長とソン・シムギル事務総長は不当な懲戒を中断し退陣せよ」と批判した。

先立って昨年12月には<移住労働者の放送>が人権委が与えることにした人権表彰状受賞を拒否したのに続き、人権委の人権エッセイ公募展で学生の部大賞に選ばれたキム・ウンチョンさんが受賞拒否の意志を明らかにするなど、5件の授賞が相次ぎ拒否された。人権委が今回の懲戒過程で問題にしている‘人権報道賞’に選ばれた言論らも当時 賞を受けないという立場を明らかにした経緯がある。

ソン・ジュンヒョン先任記者 dust@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/rights/468390.html 訳J.S