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警察、朝鮮日報一家 捜査しても '知らぬフリ’

登録:2011-03-17 10:00
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/468412.html

原文入力:2011-03-16午後09:54:45(1158字)
2009年 チャン・ジャヨン結果発表から除く…イ・ジョンゴル議員 "捜査記録公開せよ"

キム・キソン記者

タレント チャン・ジャヨン氏の自殺でふくらんだ‘芸能人性接待強要疑惑’事件に対する警察捜査が不十分だったという指摘が出ているなかで、警察が<朝鮮日報>社主一家であるB氏と関連した内容を捜査しても2009年の捜査結果発表時に これに全く言及しなかったことが16日明らかになった。

キム・カプシク京畿地方警察庁刑事課長はこの日午後、ブリーフィングを開き「検察に送致した捜査記録目録には特定報道機関(朝鮮日報)社主一家のB氏と関連したものもある」として‘2009年にB氏関連疑惑も捜査したこと’を認めた。キム課長は 「しかしB氏に対する捜査内容や調査方法などは当時、捜査官たちが正確に記憶しておらず、去る15日に裁判所に貸与を申請した捜査記録を見れば分かる」と話した。

これは当時の参考人調査で‘チャン氏と会った食堂にB氏がいた’という陳述を確保していながら、B氏に対する調査有無については‘覚えていない’として口を閉ざしてきた警察の態度とは全く異なるものだ。

それでも警察は2009年6月チャン氏事件捜査結果を発表した当時は、B氏と関連した内容は全く明らかにしなかった。警察は当時、捜査線上に上ったり、性上納強要疑惑がふくらんだ人々まで広範囲に捜査したとし、調査内容を詳細に公開するという態度を示した経緯がある。

警察はこの日‘チャン・ジャヨン氏の手紙’として公開された文書が、チャン氏の親筆文書ではないとの国立科学捜査研究院鑑定結果を挙げ、チャン氏事件に対する再捜査をしないとしたが、‘特定人物手抜き捜査または、不良捜査をした’という疑惑を鎮めるには不十分だという指摘が出ている。

事件の本質が手紙の真偽ではないだけに、芸能人性接待疑惑を再捜査し捜査記録も公開しなければならないということだ。

イ・ジョンゴル民主党議員は<ハンギョレ>との電話通話で「慢性的な芸能界の性上納慣行に対し、誰がどんな捜査を受け、彼らはまたなぜ疚しくないのかを明らかにしなければならない」とし「捜査をきちんとしたと言うなら関連記録を公開しなければならない」と指摘した。

B氏関連内容を当時の捜査発表時に除いた理由について警察関係者は「チャン氏事件と関連した情況が明確でなかったためにそうしたのだろう」と話した。
水原/キム・キソン、イ・スンジュン記者 player009@hani.co.kr

原文: 訳J.S