原文入力:2011-03-15午後08:17:04(1391字)
"在日同胞 スパイ でっち上げ、日本政府にも責任"
"韓国独裁政権助けた形 人権次元で批判を受けるべき"
再審・滞留資格 回復支援
キム・ミンギョン記者
←菅充行 弁護士
"在日同胞捏造スパイ事件は韓国政府だけでなく日本政府にも責任があります。ドイツは韓国留学生や韓国同胞スパイ事件が発生すれば韓国政府に抗議したが、日本政府は何もせず結局 韓国政府が罪のない人々を利用することに同調したからです。"
去る12日、日本、大阪市、北区の大阪弁護士会館で会った菅充行(67・写真)弁護士は在日同胞スパイ事件当事者らの再審と滞留資格回復を助けるための日本弁護団の代表を受け持っている。彼は自身の事務室にこういう内容を相談できる相談電話も設置した。また、再審の進行と共に滞留資格回復のための行政訴訟なども検討している。主に在日同胞2世の在日同胞スパイ事件当事者たちは、本来は特別永住資格を持っていたが監獄にいる間に期限内延長ができず一般永住資格に変わり日常生活に支障をきたしている。この日‘在日同胞再審弁護団’と日本弁護団は大阪弁護士会館で弁護団結成と在日同胞スパイ事件当事者支援を知らせる記者会見を行った。
菅弁護士と在日同胞との縁は30余年前に遡る。日本の外国人登録法により外国人の指紋押捺が強制化された1980年代初め、彼は在日同胞と在日同胞を支持するために指紋押捺を拒否した米国、カナダ人の裁判を引き受けた。このことを契機に在日同胞と交流し始め、1990年代には日本人でないという理由で戦後補償を受けられない在日同胞傷痍軍人軍属の裁判を担当した。2000年代中盤には日本人でなければ受けられなかった国民年金を在日同胞も受けられるようにしてくれという裁判も引き受けた。全て彼が敗訴した裁判だった。「日本では負けた裁判だが、国際人権の基準では勝った裁判でしょう。世界の常識が日本でも通じなければなりません。こういう努力さえしないならば日本社会はもっと悪くなるでしょう。」
彼は在日同胞問題に関心を持つ理由について「日本政府が強制的に連行し苦痛を与えておきながら、何の補償もしなかったため」と答えた。また、彼は「日本にいる最も多い外国人である在日同胞の権利が良くなれば他の外国人の権利も良くなるでしょう」と付け加えた。しかし、何よりも菅弁護士は「すべての人には国籍と関係なく人間として平等に生きる権利があります」として、在日同胞問題が人権の問題であることを強調した。
こういう人権の観点から、彼は在日同胞スパイ事件をでっちあげた韓国の独裁政権も批判を受けなければなければならないと主張した。菅弁護士は「人権の観点では日本植民地や韓国独裁政権、全て多くの人々に苦痛を与えたという点で批判され反省されなければなりません」として「多くの国際法の人権基準に違反している国家保安法が廃止されてこそ韓国の人権状況もより良くなると考えます」と話した。
大阪/文・写真 キム・ミンギョン記者 salmat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/468210.html 訳J.S