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マートでは "最大限安いもの" デパートでは "高くても名品"

登録:2011-03-08 07:03

原文入力:2011-03-07午後07:46:04(1724字)
消費両極化ますます深化
主要デパート 2月 名品売上 昨年比 20%↑
大型マート 自社ブランド商品販売も17%増加

キム・ウンヒョン記者

7日、主要デパートが発表した2月の販売実績を見れば、名品売上が昨年同月に比べ20%以上増えた。ロッテデパートと新世界デパートの2月名品売上は2010年2月より35%以上 高い伸び率を記録し、現代デパートとガレリアも各々22%と17%ずつ名品売り上げが増えた。ロッテデパートの場合、名品専門館である‘アベニューエル館’が開業した2005年以後、売上が着実に増加する傾向だが、昨年15%台だった伸び率が今年1~2月には2倍以上高まった。ロッテデパート関係者は「2月名品展行事の時、セールを適用した衣類がたくさん売れた」として「名品雑貨の場合、ルイビトン、シャネルなど大衆的に認知度の高いブランドの代表商品売上が20%以上増えた」と説明した。新世界では昨年末、本店の名品カバンのマルチショップである‘ハンドバッグ コレクション’を以前より3倍規模に拡張しリニューアルした。このマルチショップはジバンシー、イブサンローラン、バルマンなど高価だがルイビトンやシャネルに比べ相対的に認知度の低い名品ブランド カバンを販売する所で、それだけ名品消費層が多様で広がっていることを示している。

このように名品消費層が増えることとは対照的に、生活必需品市場では既存ブランド製品より安い大型マートの自社ブランド(PB)商品販売が増加している。 イーマートは今年1~2月、自社ブランド商品販売が昨年同期に比べ17%増加したと明らかにした。イーマートの全体売上の中で自社ブランドの販売比重は2006年には7%に過ぎなかったが、着実に増え昨年は24%まで大きくなった。ホームプラスやロッテマートも事情は同様だ。 ホームプラスで販売する自社ブランドおむつと乳児衛生用品の場合、昨年まで1桁台に留まっていた販売増加率が今年2月には30%を越えた。ホームプラス金浦店で1週間に1度くらい買い物をするという主婦キム・ウンジュ氏は「乳児用品はPBブランドよりは有名商標を主に買ったが、果物や野菜価格がとても騰がったので、おむつのような消耗品はこの前からPB商品を購入している」と話した。

大型マートだけでなく町内の大型売り場のPB売上もぐんと伸びた。GSスーパーマーケットは「先月PB商品の売上比重が初めて20%を突破した」と7日 明らかにした。昨年2月、売上全体の18%台であったPB商品の売上比重が今年は20.4%に増え、PB牛乳の‘1974牛乳’(900ml)は最近一ヶ月間の販売量が昨年同期より2倍に増えた。また、豚肉価格上昇余波でPB冷凍ギョーザが品目別売上1位に上がり、GSスーパーマーケットは今月中にギョーザともやしなど自社ブランド製品をさらに発売する予定だ。

市場バスケット物価の暴騰にともなう負担をPB商品購買で減らしてみようとする消費者らの努力は客単価推移にもあらわれる。イーマートの1~2月の客単価は5万4000ウォンで、昨年同期と似た水準であることが分かった。客単価は顧客1人がショッピングにきて一度に使う費用で、ホームプラスもやはり4万4000ウォン台が維持されていると明らかにした。新鮮食品などの価格上昇分を勘案した時、購買製品の数を減らしたり同じ品目でも安い製品を多く選んでいるという反証だ。ホームプラスgrocery本部PB担当チョン・ジョンミ氏は「PBは既存ブランド商品より通常20~30%程度安い価格のおかげで、毎年20%以上の売上伸張率を記録し売り上げ比重もまた増えている傾向だが、最近続いている物価急騰により家計の経済的負担が大きくなりPBに対する需要がさらに増加している」と話した。

キム・ウンヒョン記者 dmsgud@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/466816.html 訳J.S