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‘新空港’党指導部も原点検討論…‘3ナラ’になったハンナラ(1ナラ)

登録:2011-03-04 11:29
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/466289.html

原文入力:2011-03-03午後07:40:55(1492字)
チョン・ドゥオンなど‘選挙悪影響 憂慮’選定 延期論
密陽支持 ユ・スンミンなど "首都圏中心論" 反発
加徳島 支持側は "経済・安全性優位" 圧迫

ソン・ヨンチョル記者

李明博大統領の公約である東南圏新空港問題を巡りハンナラ党が3分される様相だ。密陽と加徳島誘致論に分かれた嶺南議員らの葛藤に首都圏が大部分を占める党指導部の原点再検討論が加勢したためだ。

大邱市党委員長のユ・スンミン議員は3日‘チョン・ドゥオン、クァク・スンジュンの東南圏新空港妄言に対し’という題名の報道資料を出し 「東南圏新空港を原点から再検討しなければならないという二人の経済論理と政治論理は誤りだらけであり無知の極限状態」と露骨に批判した。密陽誘致論者のユ議員は「新空港を白紙化すれば来年の総選挙と大統領選挙を控え、イシューがより大きくなりハンナラ党は全て失うだろう」とし「過去に京釜運河の思わしくない経済性を過大包装し国民を欺いた2人が新空港の経済性には逆に是非を論じている」と攻撃した。キム・ボミル大邱市長、パク・メンウ蔚山市長、キム・ドゥグァン慶南知事、キム・クァニョン慶北知事など釜山を除く嶺南地域4市・道知事もこの日 声明を出しチョン最高委員の発言を‘首都圏中心論’と批判した。

密陽誘致を支援する側が激怒したのは去る1日にチョン・ドゥオン最高委員がラジオ放送インタビューで新空港問題を原点から再検討したり金海空港を拡張しろと主張したためだ。クァク・スンジュン大統領直属未来企画委員長も同日「新空港立地選定を延期するなり全面再検討した方が良さそうだ」と話した。こういう気流は首都圏に基盤を置くハンナラ党指導部にも流れている。議員らに‘新空港問題緘口令’を下したアン・サンス代表は2日 「密陽と加徳島は両方共に妥当性がないならば両方ともできなくなり得る」とし、原点再検討の可能性に言及した。ある最高委員も「党内に金海空港を拡張しようという気流がある」と話した。アン・ヒョンファン スポークスマンは3日<平和放送>ラジオ プログラムに出演し「金海空港だけでも10年以上 やっていけるという主張もある」と話した。地域的に新空港の立地問題の直接利害当事者でない首都圏出身党指導部では立地決定の後、嶺南圏のどちらか一方が致命傷を受ければ来年の総選挙と大統領選挙の状況全般に悪影響を及ぼすことを憂慮している。

加徳島誘致を支持する釜山地域議員らも党指導部の立地選定延期論には不満を示している。キム・ジョンフン、ヒョン・ギファン議員など釜山地域議員らは去る2日、加徳島誘致の決意を再確認したのに続き、4日には汝矣島のあるホテルでチョン・ジョンファン国土海洋部長官に会い「3月中に加徳島に立地を決めなさい」と圧迫する予定だ。釜山市党委員長のキム・ジョンフン議員は「3月までに立地を決めると言った以上、公正な評価をし約束を守らなければならない」とし「経済性や安全性面で加徳島がより良い」と話した。ただし、釜山地域議員らの原点再検討論に対する批判の強度が密陽誘致を支援する側より少し弱い。首都圏で主張する原点再検討論が金海空港拡張論と脈を共にしているためと見える。

ソン・ヨンチョル記者、大邱/ク・テソン記者 sychee@hani.co.kr

原文: 訳J.S