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‘特使団宿所侵入 捜査’ますます 渋々

登録:2011-02-24 10:05
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/465017.html

原文入力:2011-02-24午前08:16:09(972字)
警察、国科捜 CCTV分析依頼時‘緊急’要請せず

ソン・ジュンヒョン記者

国家情報院職員によるインドネシア特使団宿所侵入事件を捜査する警察が、ロッテホテルから渡された閉回路テレビ(CCTV)画面の補正作業を国立科学捜査研究員に依頼する際に‘緊急分析’要請をしていなかったことが確認された。この間‘意図的に時間引き延ばし捜査をしている’と批判を受けてきた警察が事件の実体を迅速に明らかにする意志がないという点が繰り返し確認されたわけだ。

国科捜映像分析室関係者は23日「警察がロッテホテルの閉回路テレビ画面の補正作業を要請しながら‘緊急依頼’をしなかった」と明らかにした。また、この関係者は「ひとまず分析作業に着手すれば映像の質により異なるが平均一週間程度かかる」として「事件が一気に押し寄せた場合、緊急依頼をしなければ分析作業が何週間も遅れることもある」と説明した。

世論の関心が集まるこういう事件の場合、通常‘緊急分析’を依頼するのが一般的だが、今回は特別な要請がなかったとのことだ。現在の映像分析の場合、地方分院には装備がなく本院職員4人が全国のすべての資料を分析しており、そのために重要事件や凶悪事件の場合には‘緊急依頼’を通じ優先的に処理している。

これに対してこの事件を捜査中のソウル、南大門警察署関係者は「分析を依頼した時点が20日夜だが、すでに事件が多く知らされた後なので‘緊急’という話をする必要はなかった」と弁明した。

一方、国科捜は自らの判断で依頼を受けた直後に分析作業を始め、遅くとも24日には画面分析結果を警察に伝える予定だと明らかにし、該当閉回路画面に登場する人々の身元がまもなく明らかになるものと見られる。反面、警察庁指紋鑑識センターは特使団ノートブック2台から確保した8ヶの指紋の内、2ヶはインドネシア補佐官のもので、2ヶは判読不可と判断され、残り4ヶの指紋はまだ鑑識中だと明らかにした。

ソン・ジュンヒョン、オム・ジウォン記者 dust@hani.co.kr

原文: 訳J.S