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党書記も…企業CEOも…副市長も…‘リウェイ スキャンダル’で裸にされた中国

登録:2011-02-19 00:03

原文入力:2011-02-18午後05:25:35(1145字)
中国 週刊誌‘共同愛人’リウェイ 通じ腐敗状況暴露

パク・ミンヒ記者

←週刊誌<財経>最新号

リウェイ(48)はフランス系血統が混じったベトナム難民で、1970年代に戦争を避け中国南部の雲南省に定着した。彼女は中国国籍を取得した後、雲南省煙草専売局幹部と結婚し、夫の職位を踏み台に多くの高官に接近し中国の権力者10人余りの‘愛妾’となった。権力の保護の傘と人脈を利用し自身の‘企業王国’を建てた。北京、広東、青島、深セン、香港と海外各地に20ヶ余りの企業を作り不動産開発と石油、タバコ、証券関連事業をしながら数十億中国元の財産を築いた。

中国高位権力者らの‘共同愛妾’と呼ばれるリウェイを通じ、権力と金が結託した中国の現実を果敢に暴露した週刊誌<財経>最新号(写真)の記事が中国に波紋を起こしている。

2006年リウェイに続き2007年には彼女と親密な関係を結んだ当時、青島党書記トゥスチョンとSinopec(中国石油加工)最高経営者チョントンハイが不正腐敗疑惑で拘束され、これらの関係がある程度知らされた。<財経>は‘公共の紐’という題名の14ページにわたる長文の調査報道を通じ、これまでかくされていたリウェイと他の高位官僚らの関係、リウェイがこれらの権力を利用しどのようにして金を儲けたかを詳細に暴露した。記事が暴露したリウェイの‘恋人兼保護者’はリジャティン雲南省前省長、チョンサオドン公安部前部長補佐、リュズファ北京市前副市長、ファンスンヨウ高級人民法院前副院長、ワンイ中国開発銀行前副銀行長などだ。この雑誌は合わせて名前を明らかにすることのできない2人の高位級官僚らもリウェイの支援した伝えた。これら人々の内、大部分が不正腐敗疑惑で投獄されたがリウェイは最近釈放されたと知られた。

今週初めインターネットを通じてこの記事が急速に拡散し、中国権力者らの金、女性問題に対するネチズンの批判が高まるや検閲が始まっている。匿名を要求した<財経>記者は販売禁止や回収処分を受けはしなかったが、15日に当局からオンライン版を削除しろとの指示を受けたと<サウスチャイナモーニングポスト>に話した。インターネットでは記事が大部分削除されたが、露店では翼が生えたように売れており、一部商人らは販売禁止を憂慮し雑誌を隠しておき客が要求すれば出している。

北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/464098.html 訳J.S