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裁判所、前所属会社の異議申請 棄却…JYJ 障害物また跳び越えたが…

登録:2011-02-19 00:01

原文入力:2011-02-18午後08:19:49(1550字)
地上波音楽番組への出演は依然 容易ではない模様

ナム・ジウン記者

前東方神起メンバーで芸能企画会社SMエンターテイメント(以下 SM)側と法的紛争中の3人組人気アイドルグループ JYJ(キム・ジェジュン、パク・ユチョン、キム・ジュンス)が芸能活動をする上で また一つの法的障害物をふわりと跳び越えた。
ソウル中央地裁(民事合議第50部 裁判長チェ・ソンジュン)が17日、SMがJYJの3人のメンバーを相手に提起した裁判所仮処分異議申請および専属契約(JYJとCGSエンターテイメントの契約)効力停止仮処分申請を全て棄却した。今回の棄却が両者間の法的攻防を全て解決したわけではないが、裁判所が本案訴訟中にもJYJの独自的芸能活動を改めて保障したという点で意味がある。

特に裁判所は奴隷契約論議が提起された東方神起との長期契約(13年)問題に対し、JYJの手を明らかに挙げたことによりSM側は本案訴訟で契約の正当性を立証しなければならない大きな負担感を抱くことになった。

JYJ側の世宗法務法人は報道資料を通じ 「裁判所は今回の事件の専属契約に対し芸能企画会社の一方的な指示を遵守するようになっている‘従属的専属契約’に該当し、メンバーたちの交渉力もSMに比べ一方的に劣悪な地位にありSMの措置に一方的に従うほかはない点、投資危険の減少や安定的海外進出などの名分でこの事件の契約のように極端に長期契約が正当化されることは認められない点を挙げ無効と宣告した」と主張した。

今回の判決は基本的に "SMに対しJYJの独自芸能活動を妨害するな" とした2009年10月27日の裁判所の仮処分決定が依然有効だという判断に従ったものだ。

これに伴い、地上波など放送会社らはこの間JYJがデビューアルバムを数十万枚販売するなど大人気を得ているにも関わらず "訴訟中" という理由で音楽番組に出演させないでいる問題が再び俎上に上がっている。

しかし、巨大企画会社に自ら従う放送会社の態度が変わらない限り、JYJの地上波音楽番組出演は依然として容易ではなく見える。放送会社がJYJを排斥する本当の理由は、多数の人気アイドルを率いるSMと正面対立したくないためというのが放送会社内外の共通した指摘だ。ある地上波芸能ディレクターは「本案訴訟でJYJが勝ったとしてもSMだけでなく、JYP、YG-Iなど巨大企画会社らが互いに協力する状況では誰が彼らと交渉するだろうか」と話した。CGSエンターテイメントのペク・チャンジュ代表も「JYJの独自的芸能活動可否は、事実上 放送関係者たちが変わってこそ可能な部分」と話した。

一方、SM側は報道資料を出し 「今回の裁判所の決定は仮処分に対する結果に過ぎず、SMとJYJの専属契約が無効になったわけではない」とし「本案訴訟を通じ契約の有効性を立証する」と明らかにした。

SMはこの間、JYJがCGSエンターテイメントと二重契約し、現在の専属契約関連訴訟が進行中だという点を理由に他の企画会社と芸能製作者らを通じ JYJの放送活動規制を要求した。これに伴い、芸能製作者協会などが所属した大衆文化芸術産業総連合(文産連)が昨年10月、放送会社にJYJの出演を自制してくれという公文書を送るなど所属会社らが結託しJYJの活動を集団制裁している。
ナム・ジウン記者 myviollet@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/464142.html 訳J.S